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FMV BIBLO LOOX R開発者インタビュー【後編】

2008年 3月 18日

Azbyブログひろばの皆さん、こんにちは。
AzbyClub事務局ブログひろば担当の小林です。

LOOX Rの開発にまつわる裏話を聞くインタビューの後編です。

前回は、LOOX Rの開発コンセプトと、ユーザビリティ(使いやすさ)
へのこだわりについて話を聞きました。
使いやすさを追求するため、LOOX Tに比べて様々なパーツのサイズが大きくなったLOOX R。
しかし筺体サイズはほぼ同じ。本体重量は130g軽くなっています
何故なのでしょうか?

LOOX Rをすごい勢いで分解する後藤さん
LOOX Rをすごい勢いで分解する後藤さん


「地道な努力」と「逆転の発想」

後藤 小型・軽量化を実現した工夫は大きく2つ。
地道な努力」と「逆転の発想」です。

まず前者ですが、大きくなったハードディスクと冷却ファンをコンパクトな筺体内に収めるために、LOOX Rではプリント基板を小型化しています。
そのためには基板上の様々な部品の配置・組み合わせについて非常に緻密な設計が要求されました。
LOOX Tのプリント基板
LOOX Tのプリント基板
LOOX Rのプリント基板
LOOX Rのプリント基板
後藤 そして2点目の「逆転の発想」ですが、従来のモバイルパソコンでは、パソコンの心臓部であるプリント基板を底板に固定しているため、それを衝撃から守るために底板を厚くする必要がありました。
LOOX Rでは、発想を転換し、基板をキーボード側に固定しています。これにより今までよりも底板を薄く、軽くすることができたのです。
構造比較イメージ図
構造比較イメージ図
後藤 この構造は、軽量化の実現とともに、堅牢性の向上にも貢献しています。
底板に圧力が加わっても、それが直接基板やその上に載っている部品に影響しないからです。
小林 一石二鳥のアイデアですね。

「Made in Japan」が活かされたこと

小林 良いことずくめのように感じる筺体構造ですが、何かデメリットになる点などはなかったのですか?
後藤 構造設計が大変でした(笑)
全てがいつもと反対なので、筺体内の部品配置などを考えているうちに、何度か訳がわからなくなりました。
小林 なるほど(笑)。
後藤 他には、製造工程でキーボードの裏に基板を取り付けるために、天板を下にして置く必要があるので、その際天板に傷が付きやすくなるのではないかという懸念はありました。

しかし、それについては工場と密に連絡を取り、製造工程で技術面・運用面での十分な対策をしてもらいました。
そのおかげで、天板に傷をつけずに製造することが可能となったわけです。
嶋崎 開発と製造が密に連携を取れる点や、必要な要件を実現する高い製造技術など、富士通のこだわる「Made in Japan」が非常に活かされたと思いますね。
小林 大事にしていきたい部分ですね。
…といったお話を聞いているうちに、分解されていたLOOX Rがいつの間にか組み上がっている。
さすがです(笑)。

今日はありがとうございました。
LOOX Rの軽さをアピールする後藤さん
LOOX Rの軽さをアピール(マネしないでください)


次週はLOOX Rの「デザイン」について、デザイン担当者のインタビューをお送りします。
開発に勝るとも劣らないこだわりがデザインにもあるようですよ。
お楽しみに。

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