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DESKPOWER F デザイン担当者インタビュー【後編】

2008年 6月 17日

Azbyブログひろばの皆さん、こんにちは。
AzbyClub事務局ブログひろば担当の小林です。

インテリア性」、「省スペース」、「使いやすい」をコンセプトに、
3つの最終案の中から市場調査の末に決まったというDESKPOWER Fのデザイン。
前回に引き続き、担当者にお話を聞きました。

前回の記事はこちら
DESKPOWER F デザイン担当者インタビュー【前編】

山岡氏、鎌田氏とデザイン案のモックたち
山岡氏、鎌田氏とデザイン案のモックたち


インテリア性を重視し各所のデザインを工夫

小林 3つの最終案から選ばれたデザイン案Aについて、もう少し詳しく聞かせてもらえませんか?
山岡 最終的に採用されたデザイン案Aのデザインは、シンプルでインテリア性を重視したものです。
たとえば、大きな面積を占めるのが普通だったスピーカーを、表側最下部の細いラインと下面両端のホールにまとめています。
DESKPOWER Fを下から見た画像
ふちの細い線が高音域から中音域のスピーカーの音を出すライン、
小さい穴が低音を出すためのホールです。

小林 えっ、ここがスピーカーなんですか?
山岡 ええ、見えませんよね(笑)。余計なものをできるかぎり排除した「引き算のデザイン」なんです。
それから、インテリア雑貨にも見られるスクエアラウンドフォルムという優しげなフォルムを採用し、「インテリア性」を高めています。

また、脚部は本物のステンレスを磨きあげスピンをかけた鏡面仕上げとなっています。ステンレスはアルミよりも強度が高いのも特徴です。
ステンレス製の脚部
富士通のパソコンがステンレスを採用するのは初めてとのこと。家電との調和も重視したそうです。
小林 デザイン性と堅牢性を同時に実現できているということですね。
山岡 画面下部にはタッチセンサーを使った電源ボタンなどがあります。 このタッチセンサーもパソコンでの使用は富士通初となります。
小さく光る、スマートなタッチセンサー
タッチセンサーが実現させたスマートな操作部です。

「省スペース」かつ安全にも細心の配慮

山岡 また、脚部は直径18cmで、非常に「省スペース」となっています。
鎌田 この直径18cmというのは、製品を傾けても転倒しないための安全設計規準に則って設計されています。
もし地震が来た場合でも、簡単に倒れてお客様が怪我することのないように配慮しています。
直径18cmの丸い脚部
設置面積が小さいので、机の角にも置くことが出来ます。

「使いやすさ」を細部にわたり追求

鎌田 また、「使いやすさ」へのご要望を満たすべく、「スイーベル(画面の向きを左右に動かす)・チルト(画面の向きを上下に動かす)・ハイト(画面の高さを上下に動かす)機能」も用意されています。
小林 ディスプレイの向きや高さをちょっと変えたいときに、便利ですね。
鎌田 最後にマウスとキーボードについて。こちらも「使いやすさ」を重視して、ワイヤレスのものを採用しています。
また、キーボードの形はDESKPOWER LXシリーズのものと同じですが、従来の文字の見やすさを確保しつつ、Fシリーズと合わせたスタイリッシュで軽やかなフォントに変え、文字色のコントラストも抑えています。
DESKPOWER LXとDESKPOWER Fのキーボード文字の比較画像
左がDESKPOWER LXのキーボード。右がDESKPOWER Fのキーボードです。

新デザインを実現するために 〜設計部門と試行錯誤

小林 今回、デザイン側と設計側とでかなり調整を行なったとのことですが?
山岡 そうですね。我々としても、デザイン資料を作って、「このデザインでなければいけないんだ」という布教活動に力を入れましたが(笑)、質感なども含め、デザイン側の要望をかなり汲んでもらえました。

シンプルかつ省スペース、タッチセンサーの採用など、設計としてはハードルが高かったでしょうが、本当によく頑張ってくれたなあ、と感謝しています。
小林 デザインとして我慢した部分などもあるのでは?
山岡 本当はもう少し薄くしたかったんですけどね(笑)。
パソコンは中身のあるものですから、現状で最善のバランスを取らざるを得ません。

あと、後ろの通気口、できることならコンセプトペーパーのように無くしたかったくらいですが(笑)。
コンセプトペーパーのデザイン案より、通気口のない背面
コンセプトペーパーの背面デザイン
小林 いや、それだと放熱が(笑)。
山岡 ですよね。ということで、設計のほうに通気口の必要面積と位置を算出してもらい、ねじ穴と並んだときの一体性などデザイン面を考慮して配置しました。
小林 なるほど。逆に、これまでのFMVのデザインの蓄積を生かした部分などはありますか?
鎌田 富士通のポリシーとして、お客様にとっての使いやすさを第一に満足させなければいけないという大前提がありますからね。
今回のデザインもその前提あってのことで、その意味でFMVの遺伝子ははっきりあると思います。
小林 今日はどうもありがとうございました。

富士通デザイン株式会社のお二人にお話を伺いました。
コンセプトが形になり、形に中身が入ってこだわりとしてまとまっていく、そんなデザインの決まる流れが感じられて、興味深かったですね。

次週は、開発担当者インタビューをお送りします。
新しいデザインを実現するための工夫がたくさんあったようですよ。お楽しみに。

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