
3月5日から31日までに投稿のあった全234点が今月の審査対象です。
雪解け、芽吹き、開花、渡り鳥、春霞、残雪、下萌え……九州から北海道まで、おもに冬から春へと、刻々と移り変わる日本列島の表情は見応え充分でした。テレビでも小説でも味わえない臨場感が醍醐味です。
全投稿が2008年3月の日本の記録であり、かけがえのない作品となりました。
では入選作品を見てみましょう(順不同)




あえて倒置法で強調しました。そこまで言う「我」とは、なんと百合とは後ろ向きに居座る青蛙。いやはや滑稽。


富士山を前にしては些細なこと、どっち通行でもよろし…くはありません ! 大胆な写真に率直な五七五です。


見えないはずのものを真剣に、髭をアンテナのようにピンと張って見つめる猫。漱石の猫のようにユニークです。


「一人咲き」であっても、とにかく咲いたことを喜びましょう。そして、離れてはいますが「友がいる」ことも。


メジロがみかんを食べにやって来ました。静岡はみかんの名産地。「里帰り」という言葉が温かく響きます。
標識がカクテルに見えました。まるでグラスに浮かべるチェリーのような朝日。写真俳句ならではの仕上がりです。