プログラミングと英語はよく似ている
2018/1/24 提供:D-SCHOOL
プログラミングと英語は良く似ている。そう思うのにはいくつか理由があります。
まず、当然のことではありますが、どちらも言語であるということ。
プログラミングというと、何かとっつきにくい感じがする人もいると思います。しかし、基本的にはコンピュータに指示をするための言語です。英語は人間同士の対話が目的の自然言語、プログラミングは形式言語と言われていて、違いはあるものの、何かを伝達する手段という点では同じです。
ここで重要なのが、どちらも手段であって、目的ではないということです。
プログラミングも英語も、その学習過程や環境がよく似ているという共通点があります。いかにその言語を使うのかという本来の目的から、文法や用語の説明などに終止してしまい、いつの間にか言語の習得そのものが目的に変わっていってしまっているケースが少なくありません。
昨今では、運用重視ということで、英語はスピーキングやリスニングにも重点が置かれるようになってきていますが、従来的な指導法も根強く残っているのが現状です。
その原因には、文法や用語の説明をすると、教えた気になれて指導者側の満足感が強いこと、また成績をつけるために理解度をはかるためのテストが作りやすいことなどが挙げられると思います。
プログラミングにおいても文法や構文を学ぶことは大切ですが、例えば「ゲームを作る」ということを目的とした時、コードの意味を教えるよりも、そのコードを使うと何ができるのかを教えることがより重要です。
使い方がわかれば、 自分で応用をし始めるので創造性やプログラミング的思考も養われつつ、使えるプログラミング力、英語力がついていきます。
言語の習得は時間がかかるものです。楽しくなければ学習は続きません。プログラミングも英語も、楽しみながら学べる環境をこどもに与えていきたいですね。