英語と料理のおいしい関係!?
2018/2/21 提供:D-SCHOOL
文部科学省が2017年2月14日に発表した次期学習指導要領改定案は、Yahoo!ニュースでもトップで扱われ、新聞各紙にも1面で取り上げられておりました。なぜなら、教育現場において、戦後最大規模の改定!と言われているからなんです!
ロボットやAIでこれからの時代は大きく変わっていくことは、いろいろなところで目にするかと思いますが、まさにそういった時代の変化に教育も追いついていこうということで国をあげて改革に取り組まれています。
大きく変わるのは以下のようなポイント。
- 小学5、6年の英語を教科化し3、4年に外国語活動を前倒し
- 小学校のプログラミング教育を必修化
- 全教科で「主体的・対話的で深い学び」の視点による授業改善を図る
- 読解力を育成するため小中の国語で語彙(ごい)指導などを拡充
- 主権者教育、防災教育など現代的課題への対応も重視
特に変わるのは英語教育とプログラミング教育。英語に関して簡単に言えば、英語を早期から学ぶことで国民全体に“使える”英語を身につけさせたい。ということだと思います。このような記事は各種新聞やウェブニュースでも多く見られますので、今回、早期英語学習を日常的な料理に例えてみました!
英語と料理のおいしい関係って!?
一般的にですが、「この料理は美味しい!」ということがわかるというのは、食事の中でもとても大事です。出された料理が美味しいのかそうでないのかということって、大体の人がわかると思うのです。(味覚の相性は結婚にすごく大事と言いますが、美味しいマズいの感覚が大きくずれている人とは一緒に居続けることは難しいですよね。)少し脱線ましたが(汗)、これは英語に置き換えると、書かれていること、言われていることが何なのか大体わかる、ということと似ていると思います。
これまでの時代は、出てきたものが美味しいのかマズいのか大体わかるということでよかったかもしれません。しかし、これからは自分で料理を作れるようにならないと将来困りますよ!そのために、どうやったら作れるようになるのか早いうちから勉強しましょう!そのほうがコツもわかるし、触れる時間も長くなるし、自分にとって良いですよね、ということなんだと思います。
もちろん、料理が嫌いな人もいるかもしれませんが、料理はできたほうが圧倒的に楽しいし、できたらできたで誰かに食べてもらってその美味しさがその人に伝わったときはとってもうれしいです。
英語も同じで、まず、使えるようになると海外旅行や外国人とのコミュニケーションが格段に楽しくなります。そして、伝えたいことが誰かに伝わったときはとってもうれしいです。(ここで言う「使える」は、聞ける、読めるだけでなく、書いたり話したりしてコミュニケーションが取れるようになるという意味になります)
筆者は、仕事で英語を使うことも多く、料理も好きなので、上記のような感覚がとてもわかります。恐らく、留学経験がある方や英会話学校で英語学習を重ね、使える英語が身についてきた方は、上記のような感覚が共感いただけるのではないかなと思います。
完璧を求めすぎちゃダメ!
料理も初めから美味しくできる人がいないように、英語が母国語ではない私たち日本人は、初めからできるようにはなりません。料理が日々レシピを見ながら実践していくことで美味しくできるようになるのと同じように、英語も触れる時間、使う時間を長くしてアウトプット(実践)していくことでしか身に付けていくことはできないと思います。
そのためには、楽しむこと、常に完璧を目指しすぎないことが重要です。テストの点数ももちろん大事ですが、子供たちには、まず楽しみながら英語に触れ続けてもらいたいと思います!