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なるほど!パソコン研究室

これってどういう意味?

VRってなに?

2017/12/13 こうしん

これってどういう意味?のイメージ

VRとは、Virtual Reality(バーチャルリアリティ)の頭文字をとったもので、日本語では「仮想現実」と呼ばれています。

VRは3D映像などと音を組み合わせることで仮想空間を作りあげ、まるで現実の世界にいるかのような体験ができる技術です。VRを体験するには、ヘッドセットと呼ばれる専用のゴーグル型の装置を頭につけて、パソコンやスマートフォン、ゲーム機などとつないでコンテンツを楽しむのが一般的(いっぱんてき)です。体験するコンテンツにもよりますが、ヘッドセットをつけると、目の前がすべて仮想空間の映像になり、どの方向を向いても映像があるため、仮想空間の世界に入りこむことができます。

VRの使いみちとしては、例として宇宙旅行や南極探検などふだんの生活では体験できないような世界を味わえるゲームをプレイしたり、動画サービスの360度映像を見たりすることがあげられます。

各メーカーからVR対応のヘッドセットが発売されており、製品によって体験できるコンテンツや接続する機器が異なります。なお、VRのヘッドセットの多くは、決められた年齢(ねんれい)に達していないこどもは使うことはできません。また、ヘッドセットによって視界が覆(おお)われるため、動きまわってプレイするようなゲームを体験するときは、家具などにぶつからないよう、注意しましょう。

VRとは別の技術として、「AR」も注目されています。ARは日本語では「拡張現実」と呼ばれています。VRが現実世界とは異なる仮想空間を体験できるのに対して、ARは現実世界にデジタル情報を重ね合わせて表現をする技術です。例えば、スマートフォンのカメラとアプリを使用して、何もない部屋に3Dの家具を重ね合わせて表示するような使い方ができます。自分の部屋に家具を置いたイメージをあらかじめ見ることができるので、家具を買うときの参考になります。

マイクロソフト社の「Windows Mixed Reality」は、VRとARの両方を含(ふく)む規格です。Mixed Realityは、MRとも呼ばれていて、現実世界と仮想世界を組み合わせる「複合現実」の意味があります。Windows Mixed Realityに対応した「MRヘッドセット」を対応パソコンにつないで、各種コンテンツを楽しむことができます。

最近、さまざまなイベントでVRの体験スペースが増えています。機会があれば体験してみましょう。

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