スマートスピーカーってなに?
2018/2/21 こうしん
スマートスピーカーとは、音声アシスタント機能が搭載(とうさい)されていて、人の声で話しかけることでいろいろな操作ができるスピーカーのことです。インターネットで検索(けんさく)したり、家電を操作したりすることができます。AI(人工知能)のしくみを利用しているものが多いため、日本では「AIスピーカー」と呼ばれることもあります。
スマートスピーカーの最大の特長は、声だけで操作ができることです。話しかけるだけでいいので、大人から子供まで、難しい操作を覚えることなく使えます。料理をしているときなど、手が離(はな)せないときも声で操作ができるのでとても便利です。パソコンやスマートフォンにも使われている、音声アシスタント機能が搭載(とうさい)されており、「ウェイクワード」という、製品ごとに決められている言葉を発することで、スマートスピーカーが反応して質問などに答えてくれます。
一般的(いっぱんてき)なスマートスピーカーは、円い形をしています。これは、どこから話しかけても声が認識できるように、複数のマイクが筒(つつ)状に配置されているためです。通常のスピーカーとは違(ちが)い、リビングのテーブルの上など、部屋の中央に置いて使います。主にスピーカー、マイク、Wi-Fi(ワイファイ)、Bluetooth(ブルートゥース)などの機能があります。価格は、数千円から数万円程度のものが多いですね。
製造をしているメーカーや製品によって異なりますが、例えば、「今日の東京の天気は?」「今何時?」「2000円の8%は?」「○○ってどういう意味?」などの質問をすると、スマートスピーカーがインターネットを検索(けんさく)したり、計算したりして答えてくれます。
他にも以下のようなことができます。
- ニュースを読みあげる
- 音楽を再生する
- タイマーやアラームをセットする
- 文章を翻訳(ほんやく)する
- スマートスピーカーに対応した照明器具や家電を操作する
将来的には、他にもさまざまな家電や製品の操作が可能になるかもしれません。
ただし、スマートスピーカーを使うときには、注意点もあります。特に、購入(こうにゅう)するときは、自分がやりたいことができるかなど機能を充分に確認して、自分に合ったものを選んでください。
- 製品によって音声認識の性能やできることに違(ちが)いがある
- 音楽再生をする場合、有料サービスの登録が必要な場合がある
- スマートフォンを使って初期設定やアカウントの設定をする必要がある
- 現時点では対応している家電が少ない
- 外に持ち出して使用できない
例えば、朝の忙(いそが)しい時間に、スマートスピーカーを使い、声だけで今日の天気や電車の運行情報を調べられれば、時間を有効に使うことができて便利ですよね。まだまだ対応している家電製品が限られているなど、課題もありますが、今後できることが増えていけば、日々の生活がもっと便利になる製品です。