パソコンやタブレットの防水性能ってどのくらい強いの?
2014/6/11 こうしん

パソコンやタブレットを使っていて、うっかりコップの水をこぼしてしまったり、カバンに入れて持ち歩いているときに雨でぬれたりすると、こわれたんじゃないかって、心配になるよね。
そんなとき、「防水性能(ぼうすいせいのう)」のあるパソコンやタブレットなら、ちょっとくらいの水なら大丈夫(だいじょうぶ)。だけど、どれくらいの水までなら平気なんだろう?
防水性能(ぼうすいせいのう)はどれくらいなのかを調べるには、カタログやホームページに書かれている「IPX」の数字を見てみようね。IPXは、国際的(こくさいてき)に決められている防水(ぼうすい)や、防塵(ぼうじん:ホコリに対する強さ)の性能(せいのう)を表す規格(きかく)だよ。
例えば、Windows 8.1が使える「ARROWS Tab QH77」の場合、キーボードを取り外して防水(ぼうすい)タブレットとして使うことができるんだ。そして「ARROWS Tab QH77」のIPXは、「IPX5、IPX7、IPX8」と書かれているよ。それぞれ、どれくらいの防水性能(ぼうすいせいのう)なのか見てみよう。
- IPX5
 - あらゆる方向から水をかけても大丈夫(だいじょうぶ)。
										※ 中の太さが6.3㎜のホースを使って、約3メートルの距離(きょり)から、1分あたり12.5リットルの水を最低3分間かける条件(じょうけん)だよ。
 - IPX7
 - 波が立たない、常温(じょうおん:ふつうの温度)の水道水の中、深さ1メートルのところに、約30分の間、しずめておいてから取り出しても使えるよ。
 - IPX8
 - 同じように波が立たない、常温(じょうおん)の水道水の中、深さ1.5メートルのところに約30分の間、しずめておいても大丈夫(だいじょうぶ)。
 
この性能(せいのう)で見ると、コップの水や雨がかかったくらいなら、ぜんぜん問題ないね。だけど、暖(あたた)かいお風呂(ふろ)とか、波のあるプールにしずめてしまうのは、これらの条件(じょうけん)から外れることになってしまうよ。その場合、こわれてしまうこともあるから、気をつけようね。


