My Cloud 通信バックナンバー
2015年2月18日号
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富士山と言えば、葛飾北斎の「凱風快晴(がいふうかいせい)」が思い浮かびます。山肌が赤く染まった富士山の絵で、通称「赤富士」と呼ばれて大変有名ですが、木版画なので摺るたびに色合いの違いが出るということを、北斎好きの友達から聞きました。初摺りと後摺りでは随分印象が違います。初版で色合いを決めるのは基本的に絵師ですが、後摺りになると版元や摺師が色合いを決めるからだそうです。また、後摺りになるほど木版は磨滅して描線が太くなったり切れが生じたりします。見比べてみると面白いですよ。[安] |
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