データ持ち出しが原因の情報漏洩が多発
企業の持つ個人情報がウイルス感染で流出するケースが増えています。企業としては、ウイルス感染よりも企業のファイルが個人用パソコンにあることが問題といえます。
(2006年10月19日)
仕事のデータを持ち帰る、自宅残業の危険性
最近の情報漏洩事件で目立つのが、個人用パソコンから情報が流出するケースです。具体的には、社員個人が自宅で使用しているパソコンがウイルスに感染し、パソコンの中にあるファイルが勝手にネットワークに公開されてしまうというケースが多くなっています。
ファイル共有ソフトでやり取りされるファイルのほとんどは圧縮されているため、ウイルスと気づかずに開こうとして感染してしまうようです。しかし、注目すべき問題は、会社で使用する業務用データが個人のパソコンに保存されていた点にあります。
ここ数年は企業のセキュリティに対する意識が高まっていて、多くの企業が業務用データの持ち出しを禁止しています。しかし実際のところは、就業時間内に終わらなかった作業を自宅でするために、業務用データを持ち出しているケースが多いのです。
データ持ち出し厳禁に
ファイル共有ソフトでは、レアなファイルをはじめ音楽や動画、ソフトウェアなどがやり取りされており、中には著作権を侵害しているファイルも流通しています。さらに最近では、個人情報データなどがウイルス感染によって流出するようになったため、利用ユーザーは却って増加しているといいます。
企業としては、社員個人が自宅で使用するパソコンのソフトウェアまで規制するわけにはいきません。そこで、業務用データを持ち出させないことが、情報の流出を防ぐ唯一の手段となります。
そのためには、データを持ち出すことのできる周辺機器を管理する必要があります。特にリムーバブルメディアには要注意。最近では、指先ほどの大きさにギガバイト単位のデータを書き込めるUSBメモリが普及していて、手軽に大量のデータを持ち出せるようになりました。
ほかにもフロッピーディスクやCD、DVDといったメディアもあり、データの持ち出しにはさまざまな方法があることを認識しましょう。

