HDDにもパスワードをかけてデータを守る
パソコンを盗難されたり分解されても、記録されたデータを守る方法。それがBIOSパスワードやHDD(ハードディスク)パスワードです。
(2006年10月12日)
他人の不正な起動を防ぐBIOSパスワード
パソコンの盗難、紛失対策のために、Windowsのログイン画面にパスワードを設定するという方法があります。これは、正しいパスワードを入力しない限り、Windowsを起動できないようにする方法です。しかし、この方法も万全とはいえません。
パソコンを起動するときには、Windowsより先にBIOSというOSの一種が起動します。BIOSはパソコンを構成する機器や周辺機器を認識し、使用できるようにするもの。BIOSの起動が終了した時点で、その上にWindowsが起動しているのです。
BIOSではパソコンの基本的な部分の設定が行えるため、たとえばWindowsがインストールされた別のHDDを用意し、接続した上でBIOSを起動して起動ドライブを変更すれば、別に用意したHDDから起動できるようになります。起動してしまえば、本来装備されているHDDの中身を見ることができるのです。
このような手段への対策として、「BIOSパスワード」があります。BIOSの起動にもパスワードをかけることで、他人がパソコンの構成などの基本的な設定を変更できなくするのです。
たとえHDDを取り出されても
WindowsやBIOSに起動パスワードを設定しても、これを破る方法が存在します。それは、パソコンからHDDを取り出してしまう方法です。HDDを取り外し、別のパソコンに接続すれば、外付けHDDとして認識するため、その中にあるデータは自由に閲覧できることになります。
もちろんファイルをコピーして取り出すことも可能です。この対策として、HDDにもパスワードを設定する方法があります。これによって、たとえHDDを取り外して別のパソコンにつないでも、パスワードを入力しない限り、中にあるデータを見ることができません。
もちろん、厳密に言えばBIOSパスワードやHDDパスワードも破る方法は存在します。しかし、これには専用の設備や大変な労力を伴います。
複数のパスワードでセキュリティを設定してあれば、それをひとつずつ破っていく手間も大変なものになるため、現実的には有効な抑止力になります。パソコンを使用する限り、常に最悪の状況を想定してセキュリティ対策を行っておきたいですね。


