ごみ箱にファイルを入れても、削除できてないって本当ですか?
								
もう必要ないな、と思ったファイルは「ごみ箱」に入れていたのですが、パソコンのファイルをごみ箱に入れても、ファイルを削除したことにはならないって本当ですか?友達が「ごみ箱を空にしないと削除されないよ」と言っていたんですが……
(公開日:2015年5月20日)
そうなんです。不要になったファイルはごみ箱に入れますが、それだけではファイルが削除されるわけではないんです。反対に、戻すこともできますよ。家のごみ箱に捨てたものも、収集に出すまでは家からなくなりませんよね。パソコンのごみ箱も「ごみ箱を空にする」を実行するまでは、完全に削除されていません。
「ごみ箱を空にする」まではファイルを元に戻すことができる

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ファイルを削除するためにごみ箱に入れると、フォルダーからは消えますが、ごみ箱の中にはファイルが残っています。間違えてごみ箱に入れてしまったときや、ファイルがまた必要なったときのために、いったんごみ箱に入れたファイルを戻せるようになっているんですね。
 
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ファイルを完全に削除する場合は、「ごみ箱を空にする」を行う必要があります。通常では、1週間~1ヶ月に1回など定期的に空にしたり、作業の区切りがついたときに空にしたりしますね。
ごみ箱を空にするまでは、ごみ箱の中のファイルもハードディスクに残ります。ハードディスクの空き容量を確保するためにも、ときどき空にしましょう。
 
ごみ箱の中身を確認し、ファイルを元に戻す

中身が入った状態のごみ箱をダブルクリックします。
									
元に戻したいファイルをクリックして選択([Ctrl]キーを押しながらクリックすると複数選択)し、「管理」タブをクリックします。


「選択した項目を元に戻す」をクリックすると、ファイルが元のフォルダーに戻ります。
ごみ箱を空にする

中身が入った状態のごみ箱をダブルクリックします。
									
「管理」タブをクリックして「ごみ箱を空にする」をクリックします。


ごみ箱の中のファイルがすべて完全に削除され、ごみ箱が空になりました。

中身が入った状態のごみ箱を右クリックして「ごみ箱を空にする」をクリックしても、ごみ箱を空にすることができます。

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特に、パソコンを何人かで共有しているときには、ごみ箱を空にする操作は重要です。1人ずつアカウントを分けていれば問題ないのですが、同じアカウントで共有している場合、削除したつもりでごみ箱に入れていたファイルを、他の誰かが元に戻して開くことができてしまいます。
 
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別の人も同じアカウントでパソコンを使う場合は、作業が終わったときに、忘れずにごみ箱を空にしましょうね。
 
USBメモリなどにあるファイルはごみ箱に入らず、すぐに削除される
USBメモリや、ネットワークドライブ(会社の社内ネットワークなど、共有のサーバーで使われているハードディスク)にあるファイルを、ごみ箱に入れる(削除する)ときには、「このファイル(フォルダー)を完全に削除しますか?」という確認メッセージが表示されます。
これは、USBメモリなどにあるファイルはごみ箱に入れることができないためです。確認メッセージで「はい」をクリックするとファイルは削除され、元に戻すことはできません。USBメモリなどのファイルを削除するときには、間違えないように注意が必要です。

「ファイルの削除」ウィンドウに「このファイルを完全に削除しますか」と表示された場合は、「はい」をクリックするとファイルがごみ箱に入らずに削除され、戻すことはできなくなります。
- ごみ箱に入れてもファイルは削除されず、必要があれば元に戻すことができる
 - ファイルをきちんと削除するにはごみ箱を空にする必要がある
 
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ごみ箱を空にして、ファイルをすべて削除する方法を解説します。 





