和戸先生、こんにちは。
自治会の予算で、防災施設の見学会を企画しました。いま、その案内文を作っているのですが、お互いの交流を深めるためにも、参加される皆さんのお名前を書いて、ルビ(ふりがな)を振りたいと思っています。
ワードにルビ機能があるのは知っているのですが、使ったことがないので、基本的な使い方を教えていただけますか。よろしくお願いします。
人名には読み方がむずかしいものが多いので、ルビを付けると親切ですね。
ワードなら、ほぼ自動的にルビを設定してくれるので、とても簡単にルビ付きの文書を作成できますよ。ただし、読み方がむずかしかったり変わった名前だったりすると、ワードも正しく認識できないときがあります。その場合は、手動で修正して設定します。
今回は、その修正方法もご紹介しましょう。
Before after 注︰サンプル文章は、Word 2010で作成しております。その他のバージョンでは一部見え方が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
サンプルが必要な方は、下記のワードのファイルをダウンロードしてください。
ダウンロードするには、ファイル名を右クリックして、メニューから「対象をファイルに保存」を選択してください。
本講座では、ファイルの保存先を《ドキュメント》としています。
ダウンロード方法がわからない場合は、下記ページをご参照ください。
ワードを使うと、「ルビ」ボタンをクリックすることで、ルビを自動的に設定することができます。具体的には、ワードが単語のふりがなを自動認識し、自動的に設定してくれます。ただし、ワードが間違う可能性もあります。特に人名や地名、商品名などの固有名詞は、変わった読み方をする場合もあるため、ワードが間違う可能性があるのです。その場合は、手動で修正してから設定してください。
以降では、ルビが正しく認識された場合の設定方法と、正しく認識されなかった場合の設定方法を説明します。画面はWord 2013ですが、Word 2010 / 2007も操作方法は共通です。Word 2003のみ少し異なりますので、適宜、補足します。
もう1つは番号付きの箇条書きです。こちらは、作業手順やランキングのように、順番が意味を持つとき有効な箇条書きです。番号の種類も自由に選ぶことが可能です。
まず、ワードがルビを正しく認識した場合の手順を説明しましょう。この場合は、ユーザーがすることはほとんどありません。正しく認識されているかどうかを確認するだけなので、とても簡単です。
今度は、ワードがルビを間違った場合の修正方法を説明します。間違いには、大きく2つの種類があります。1つは単語の文字を別々の単語として認識してしまう場合です。もう1つはルビの読みを間違った場合です。ここでは、両方を間違った場合の修正方法を説明します。
[配置]では、ルビの配置も設定できます。設定できるのは、次の5つです。
文書中の単語にルビを設定するポイントは、次のとおりです。
人名や地名、会社名などの固有名詞、または専門用語などには、読めそうで読めないものがたくさんあります。こうした単語にルビを振ると読む人に親切です。文書中でむずかしい単語を使うときは、ぜひルビを振ることを考えてみましょう。