和戸先生、こんにちは。いつも楽しく拝見しています。いきなりの質問で恐縮ですが、A4で作った文書をB5などの小さい用紙に縮小印刷することはできますか。じつは、職場で資料を印刷しようとしたら、A4の用紙が切れていて困った経験があるのです。B5ならあったのですが、けっきょく急いでA4の用紙を買ってきて、急場をしのぎました。今後、同じようなことがあったときのために質問してみました。よろしくお願いします。
それは大変でしたね。会社では文書がA4で作られることが多いので、A4サイズの用紙が切れていると慌ててしまいますね。しかし、大丈夫です。ワードには、用紙に合わせて文書を自動的に拡大・縮小して印刷する機能が用意されています。さらに、1枚の用紙にページを並べて印刷する「割り付け印刷」という機能も用意されています。この2つを覚えておくと、用紙が切れているときはもちろん、用紙が少なかったり、ページ数の多い文書を印刷したりするとき役に立つと思いますよ。ぜひ覚えてください。
Before After(割り付け印刷) 注︰サンプル文章は、Word 2013で作成しております。その他のバージョンでは一部見え方が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
サンプルが必要な方は、下記のワードのファイルをダウンロードしてください。
ダウンロードするには、ファイル名を右クリックして、メニューから「対象をファイルに保存」を選択してください。
本講座では、ファイルの保存先を《ドキュメント》としています。
ダウンロード方法がわからない場合は、下記ページをご参照ください。
ワードでは、作成した文書を用紙サイズに合わせて自動的に拡大・縮小して印刷することができます。例えば、A4サイズの文書をB5サイズに縮小したり、A3サイズに拡大したりできます。文書と同じサイズの用紙がないとき役立ちますので、覚えておくと便利です。
また、1枚の用紙にページを並べて印刷する「割り付け印刷」という機能も用意されています。たとえば、1枚の用紙に2ページ、4ページ、6ページなどを並べて印刷できます。
以下では、A4の文書をB5の用紙に自動的に縮小して印刷する方法と、1枚に2ページ分を並べて印刷する方法を説明します。なお、画面はWord 2013を使いますが、Word 2010も操作は同じです。Word 2007は少し手順が異なりますので、適宜、補足します。
まず、A4の文書をB5の用紙に縮小して印刷する方法を説明します。実際に印刷するときは、プリンターの電源を入れて、使用する用紙(ここではB5の用紙)をセットしてから作業に取りかかってください。
次に、1枚の用紙に複数ページを並べて印刷する「割り付け印刷」の方法を説明します。ここでは、A4の文書をA4の用紙に2ページ分並べて印刷する手順を説明します。
文書を拡大・縮小印刷したり、用紙に並べて印刷したりするポイントは次のとおりです。
拡大・縮小印刷は、文書と同じサイズの用紙がないとき、間違いなく役立つ機能です。また、割り付け印刷はページ数の多い文書を印刷したり、用紙・インクを節約したりしたいとき役立つでしょう。どちらも、いざというとき便利な機能ですので、これを機会にぜひ覚えてみてはいかがでしょうか。
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