お客様各位
2009年10月26日
富士通株式会社
パソコンが起動しない!ウイルス「Win32/Daonol」の感染が拡がっています
平素より富士通製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
10月15日頃から、Win32/Daonolウイルスの感染が拡がっています。感染すると、パソコンが起動せず、真っ暗な画面にマウスポインターだけが表示されるなどの現象が発生します。
以下に、このウイルスに関する情報、感染した場合の対策や予防方法をご案内いたします。
現象
パソコンの電源を入れても正常に起動せず、画面が真っ暗になり、マウスポインターだけが表示されます。また、Safe Mode(セーフモード)でも起動しない場合があります。
原因
本現象は、「Win32/Daonol」(注1)というウイルス(マルウェア)への感染が原因です。
注1:ウイルス名称は、ウイルス・セキュリティ対策ソフトの提供メーカーにより異なります。
Win32/Daonol(マイクロソフト株式会社)
TROJ_DELF.WQD(トレンドマイクロ株式会社)
Infostealer.Daonol(株式会社シマンテック)
電子メールの添付ファイルや、インターネットでダウンロードしたファイルを実行することなど により感染するものと考えられます。
感染した場合の対策
Win32/Daonolウイルスに感染したと思われる場合には、下記の手順を行ってください。
上記の手順を行っても解消されない場合には、ウイルスに感染してパソコンが起動しなくなった場合の一般的な対処方法をお試しください。
[Q&A情報] ウイルスに感染してパソコンが起動できなくなりました。
ウイルスに感染しないための予防方法
ウイルス感染を防ぐには、日頃から対策を行うことが重要です。下記にご留意ください。
- Windows Updateを行い、システムを最新の状態に保ち、セキュリティを強化する
- Flash PlayerやAdobe Readerなど、その他のソフトウェアを最新版にアップデートする
- ウイルス・セキュリティ対策ソフトウェアを導入し、定義ファイルを更新する(注2)
- ファイヤーウォールを有効にする
- 知らない人からメールを受け取った場合、添付ファイルを不用意に開かないようにする
- インターネットからダウンロードしたファイルはウイルスチェックを行う
- 信頼のおけないWebサイトにアクセスしないようにする(注3)
注2:ウイルス・セキュリティ対策ソフトウェアについては、お客様がお使いのソフトウェアの提供元にお問い合わせください。
注3:信頼のおけるWebサイトであっても、感染する可能性はあります。
- 以上 -