なぜインターネットにセキュリティ対策が必要なのでしょうか?
インターネットは、世界中どこからでも自由にアクセスできるオープンなネットワークです。
でもそれは、まるで鍵をかけていない家のようなもの。だから、セキュリティ対策が必要なのです。
セキュリティ(Security)は一般には「安全、安心、無事」という意味です。コンピュータの世界では、パソコン本体の安全性や利用者の大切な情報の保護を意味します。
保護する対象は、次の2つがあります。
インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)は、倫理上・法律上、本人の承諾がない限り、その人の個人情報を外部へ公開してはいけないことになっています。しかし、インターネット・サービスに登録して利用を始めたら、その利用者はネット上で完全に匿名を通すことはほとんど不可能です。 そのため、個人情報はその本人はもちろん、他人(友人、知人)の情報も無闇に掲示板に書くのはとても危険です。 掲示板などのサービスで、個人情報を公開してしまうと、その情報はハッカーやクラッカーの攻撃にさらされることになります。
インターネット上のさまざまなサービスを利用する場合は、特定の個人情報を追跡されないように、出来るだけ慎んだ行動を心がけることが大切です。
他人のコンピュータに侵入して不正行為を行う人やその行為をハッカー(Hacker)、より悪質なハッカーをクラッカー(Cracker)と一般に呼んでいますが、実際には、必ずしもそうしたハッカーやクラッカーからだけ被害を受けるとは限りません。
例えば、ウイルス・メールなどを受け取って知らない間に感染している人が、それと知らずに友人や知人へメールを送り、被害を拡大してしまっている、つまり、知らず知らずのうちに、被害者が加害者になってしまうケースがあります。
ウイルスの中には、感染してもその直後には活動せず、ある時期になると突然活動をはじめてシステムを破壊するなど、ユーザーが気付かないうちに潜んでいるものもあります。
こうしたウイルスから自分のパソコンを守り、かつ他への感染を防ぐためには、まず第一に感染しないこと。次に、もし感染してしまった、あるいは感染しているかもしれないという疑いがある場合は、一刻も早くネットワークとの接続を切り、他への被害拡大を最小限に食い止めなくてはなりません。その上で、ウイルス検索や駆除ソフトなどを使用して適切な対処を行います。
また、こうしたウイルス感染以外にも、気付かないうちに加害者になってしまうケースがいくつかあります。例えば、著作権侵害や個人情報の流用です。 インターネットでは、簡単にホームページから画像やデータなどを入手できます。しかし、その入手した著作物や個人情報を、無断で自分のホームページなどへ掲載することは法律で禁じられています。 インターネットを快適に利用するためにも、誤って他人へ迷惑をかけることのないよう、常に心がけておくことも重要です。