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  5. パソコンをスピードアップ!覚えておきたい7つの高速化テクニック(2/3)

テクニック2:ハードディスクの空き容量を増やす

お手軽度:★★★☆☆   効果:★★★☆☆

不要なデータを取り除いて空き容量を増やそう

ハードディスクには、自分が保存するファイルの他にも、Windowsが自動的にさまざまなデータを保存します。また、ゴミ箱に入れたファイルなど、通常は必要のないデータも保存されています。「ディスク クリーンアップ」は、こうしたデータから重要でないものを検出して削除します。ときどき利用して、ハードディスク空き容量を増やすようにしましょう。

[C]ドライブを選択し、[OK]をクリックしている画面イメージ

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[システムツール]-[ディスク クリーンアップ]をクリックして起動。クリーンアップを実行するドライブ(通常は[C])を選択して[OK]をクリックします。

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「空き容量が○○MB増加します」というメッセージが表示され、[OK]をクリックしている画面イメージ

しばらく待つと、ディスク内のクリーンアップできるデータが確認され「空き容量が○○MB増加します」というメッセージが表示されます。[OK]をクリックし「これらのファイルを完全に削除しますか?」と表示されたら[ファイルの削除]をクリックするとクリーンアップが完了します。

ディスク クリーンアップについて詳しくは、次のQ&Aをご覧ください。

大きなファイルの保存などにはDドライブを活用しよう

パソコンを高速に使うには、ハードディスクのCドライブに充分な空き容量が必要です。大きなサイズのファイルを保存する場合などにはDドライブを利用すれば、Cドライブの空き容量を気にせずに利用できるようになります。

内蔵ハードディスクが足りなくなったら外付けハードディスクを増設しよう

USB接続の外付けハードディスクを増設すれば、増えてきたデータの保存や大事なファイルのバックアップに活用できます。

テクニック3:ディスク デフラグツールで、分散されているデータを整える

お手軽度:★★★☆☆   効果:★★★★☆

ハードディスクを整理して、遅くなる原因「断片化」を防ごう

引き出しや本棚の出し入れを繰り返しているとだんだんと雑然としてくるように、ハードディスクも何度もアクセスを繰り返すと、中のデータが雑然として、データの読み出しや書き込みの際のアクセス速度が落ちてしまいます。こうした状態を、データがばらばらに散らかっているという意味で「断片化」と呼びます。

「ディスク デフラグツール」を利用すると、ハードディスクの中身を整理してこうした断片化を解消し、アクセス速度を高速な状態に戻すことができます。これを「最適化」と呼びます。こまめな最適化で、高速な状態を保ちましょう。

[ディスク デフラグツール]をクリックして起動している画面イメージ

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[システムツール]-[ディスク デフラグツール]をクリックして起動します。

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[C]ドライブをクリックし、[ディスクの最適化]をクリックしている画面イメージ

最適化したいドライブ(通常は[C])をクリックして[ディスクの最適化]をクリックすると、最適化が行われます。

スケジュールを設定して自動的に最適化しよう

ディスク デフラグツールは、スケジュールを設定して自動的に実行するようにできます。通常は最初からスケジュールが設定されていますが、その時刻にパソコンが起動中でないと実行されません。いつもパソコンを起動している時刻に合わせて設定し、定期的に実行するようにしましょう(Windows XPではスケジュールの設定ができません)。詳しくは次のQ&Aをご覧ください。

データの最適化をしているイメージ画像

ディスク デフラグツールを定期的に実行してデータの最適化をしてあげましょう。

テクニック4:デスクトップの不要なアイコンを片付ける

お手軽度:★★★★☆   効果:★☆☆☆☆

シンプルなデスクトップで、動作も軽快に

パソコンは、デスクトップにあるアイコンを表示するために、常にメモリを少し消費しています。デスクトップにある不要なアイコンを片付けてシンプルなデスクトップにすれば、メモリの消費を少しですが抑えることができます。同時にシンプルなデスクトップで、スムーズに作業ができるという効果も期待できるでしょう。

デスクトップにあるアイコンは主に2種類あり、左下に矢印が表示されているアイコンは「ショートカット」と呼ばれる、ソフトを起動するためのアイコンです。スタートメニューなど別の方法で起動するため利用しないショートカットや、ほとんど使わないソフトのショートカットは、ごみ箱に移動して削除してしまいましょう。ショートカットを削除しても、ソフト自体は削除されません。

左下に矢印のないアイコンは、ファイルやフォルダーのアイコンです。どうしてもデスクトップに置いておきたいもの以外は、ドキュメントライブラリーなどに移動させてデスクトップからは片付けましょう。

その他、背景(壁紙)を単色(なし)にする、スクリーンセーバーをなしにする、といったシンプル化でも、わずかずつながらメモリの消費が抑えられます。これらの効果は他のテクニックと比べて大きなものではないので、お気に入りの壁紙を利用して「気持ちよく作業ができる」という気持ち的な効果を優先する、という考え方もあります。

不要なものを片付け、背景を単色にしている画面イメージ

不要なものを片付ければメモリの消費を抑えることができます。背景を単色にすることもメモリの消費を抑えるために有効です。

デスクトップの何もない部分を右クリックし、[個人設定]をクリックしている画面イメージ

デスクトップの何もない部分を右クリックして[個人設定]をクリックすると、背景やスクリーンセーバーの設定ができます。

デスクトップの背景やスクリーンセーバーの設定を変更するには

デスクトップの背景やスクリーンセーバーの設定を変更する方法について、詳しくは次のQ&Aをご覧ください。

Aeroオフは逆効果の場合も

Windows 7やWindows Vista(Home Basic以外)には、ウィンドウを立体的に表示したり、半透明に表示したりといった、さまざまな視覚効果を加える「Windows Aero」という機能があります。Aeroは、設定によりオン、オフができ、必要がなければオフにしておくことも可能です。

派手な視覚効果を持つAeroはパソコンの処理能力をかなり消費し、オフにすれば高速化ができそうなイメージがあります。しかしAeroには、従来はCPUが行うはずだった処理をグラフィック用のパーツ(「GPU」と呼ばれます)に割り振り、CPUの負荷を軽減する役割もあります。そのため、モデルによってはAeroをオフにするとかえって遅くなってしまう場合もあります。購入したときからWindows 7/Vistaがインストールされていて、Aeroがオンになっているモデルでは、そのまま利用しましょう。

Aeroについて詳しくは、次のQ&Aをご覧ください。

[Aeroテーマ]の中からテーマを選択している画面イメージ

Windows 7では、[Aeroテーマ]の中からテーマを選択するとAeroがオンに、[ベーシックテーマとハイコントラストテーマ]からテーマを選択するとAeroオフになります。

なお、Windows XPの場合は、視覚効果を無効化することで高速化が図れます。詳しくは次のQ&Aをご覧ください。