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  5. 古いOSを使い続けるとどうなる? デメリットを知っておこう(1/3)

Windowsに設定されるサポート期間

パソコンに入っている基本ソフト(OS)の「Windows」は、実は買ったときのままではありません。マイクロソフト社は、Windowsの新しい機能やセキュリティの問題を解決するための修復プログラムを「更新プログラム」として提供しています。ユーザーは、「Windows Update」を実行することで、Windowsを常に新しい状態に更新できます。このため、安心してWindowsを使うことができるのです。しかし、マイクロソフト社による更新プログラムの提供期間には限りがあります。このことを「サポート期間」といいます。

サポート期間には大きくわけて2種類あります。1つは主に一般ユーザー向けの「メインストリームサポート」期間で、通常は最低で5年間、または次期OS製品の発売日から2年間と設定されています。企業ユーザー向けには、さらに5年間の「延長サポート」期間が提供されます。

Windows XPは2009年4月にメインストリームサポートが終了しましたが、延長を求めるユーザーが多かったため、一般ユーザー向けの「Windows XP Home Edition」も延長サポートを受けられるようになりました。これにより、Windows XPのユーザーは、2014年4月までサポートを受けられます。

そして、これに続くWindows VistaとWindows 7も、一般ユーザー向けに延長サポートが提供されることが2012年2月に決まりました。それぞれ、2017年4月と2020年1月まで、サポートを受けられます。ただし、マイクロソフト社がWindows Vista向けに提供している2件までの無償お問い合わせサポート(インシデントサポート)など、一部のサポートサービスは、延長サポートでは受けられなくなります。

現在サポートが提供されているWindowsの中では、最初にWindows XPのサポートが終了する予定です。では、今後サポート期間が終了したときには、どのようなデメリットが発生するのでしょうか?今のうちに確認して、備えておきましょう。

Windowsのサポート期間
Windowsのバージョン 発売日 メインストリーム
サポート終了日
延長サポート終了日
Windows 98 / 98 SE 1998年07月25日 2002年06月30日 2006年07月11日
Windows Me 2000年09月23日 2003年12月31日 2006年07月11日
Windows XP 2001年11月16日 2009年04月14日 2014年04月08日
Windows Vista 2007年01月30日 2012年04月10日 2017年04月11日
Windows 7 2009年10月22日 2015年01月13日 2020年01月14日
メインストリームサポートと延長サポートの期間

メインストリームサポートと延長サポートの期間

デメリットその1サポート期間がすぎるとセキュリティに問題があっても修正されない

パソコンで、さまざまな機能を実現してくれるWindowsですが、悪質なユーザーによって攻撃の対象にされることがあります。そのまま放置すると、外部からパソコンへの不正な侵入やデータの流出などの問題が起こるかもしれません。悪質なユーザーは、Windowsのセキュリティ上の弱点を調べて攻撃をしかけることもあります。そこで、マイクロソフト社はインターネットを介して、攻撃されている部分を補強するための「更新プログラム」を配布しています。

Windows VistaやWindows 7は、更新プログラムを自動でダウンロードして、インストールするように初期設定されています。そのため、実はユーザーが特に意識しなくても、セキュリティの問題は自動的に解決されているのです。

ところが、サポート期間が終了して更新プログラムが配布されなくなると、新たな問題が起きても解決されません。そのままパソコンを使い続けるのは、危険な状態となるのです。

Windows Vistaの「Windows Update」画面イメージ

Windows Vistaの「Windows Update」画面。マイクロソフトによる更新プログラムの提供を自動的にチェックしている。

Windows Vistaの「Windows Update設定」画面イメージ

Windows Vistaの「Windows Update設定」画面。更新プログラムがある場合、毎日決まった時刻に自動インストールする設定になっている。この時刻に実行できなかった場合、Windows終了時などに実行される。