感激!文字や写真、音声までメモできる!注目のデジタルノートを使おう(1/2)
アイデアを書き留める、写真をスクラップするなど、ノートを活用するシーンはさまざまです。今回紹介する「OneNote(ワンノート)」は、手軽にメモを入力したり、文字や図をマウスで手書きしたり、写真を貼ってスクラップブックみたいに活用したりできる「デジタルノート」です。紙のノートと違ってかさばらないし、後から必要な情報を検索するのも簡単です。
公開日2012年9月12日
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OneNoteって何ができるソフトなの?
OneNoteは、Microsoft Office Home and Business 2010に同梱されているソフトウェアです。Word、Excelと比べてなじみは薄いかもしれません。けれど、使ってみるとかなり便利です!
OneNoteを一言で表すと、「デジタルノート」です。テキストを入力して手軽にメモを残せるのはもちろん、文字や図を手書きで描き込んだり、写真や音声、動画を貼ったりすることもできます。使い方はさまざまですが、例えば次のようなシーンで利用してみましょう。
- 思いついたアイデアをどんどんメモ
- 会議や打ち合わせの議事録を作成
- 講演会を録音しながら、同時にメモも作成
- 写真を貼ってスクラップブックとして活用
- オリジナルのレシピ集を作る
書き込んだメモは、どんどん自動で保存されていくので、そのつど保存の操作をする必要もありません。ノートと同じように、気軽に書き込んだ情報をそのまま残すことができます。
OneNoteを使う準備をしよう
まずは、OneNoteに「新しいノートブック」を用意して、使う準備をします。「仕事」や「趣味」など、内容ごとに別のノートブックを用意しておくのが、情報を整理するコツです。
OneNoteを起動します。をクリックし、[すべてのプログラム]を選択します。

[Microsoft Office]をクリックし、[Microsoft OneNote 2010]を選択します。

[ファイル]タブをクリックし、[新規作成]→[マイコンピューター]を選択します。

ノートの名前を入力します。ここでは、「アイデアメモ」としています。続いて[ノートブックの作成]をクリックします。

新しいノートブックが追加されました。画面の左側に、ノートブック名のタブが表示されています。

このページのタイトルを入力したら、ノートブックを使い始められます。
アイデアをどんどんメモしよう
メモを書き込むのが、OneNoteの基本的な使い方です。まずは、キーボードから文字を入力してメモする方法を見てみましょう。メモは、ノートブックの自由な位置から書き始められます。また、後から移動することもできます。
文字は自由な位置に入力できます。入力したい位置をクリックします。

キーボードから、テキストのメモを入力します。

自由な位置をクリックしながら、メモをどんどん追加していきます。

メモは、ブロックごとにドラッグ&ドロップして、自由な位置に移動できます。重要な情報は上に移動するなど、調整してみてください。
文字に書式を設定してわかりやすく
入力した文字には、書式を設定できます。重要な部分は文字サイズを大きくして目立たせたり、後から見返したい情報は色を変えたりして、自分にとってわかりやすいノートブックを作ることができます。
[ホーム]タブでは、文字を太字にしたり、文字色を設定するなど、書式を設定できます。文字の範囲を指定して、アイコンをクリックする操作はWordの書式を設定する方法と同様です。
文字や図形を手書きする
キーボードから文字入力するだけでなく、マウスを使って文字や図形を描くこともできます。さらに、タッチ画面付きのパソコンなら、指先や専用ペンが使えます。手早く地図を描いたり、アイデアを図で表したりしてみましょう。
[描画]タブをクリックすると、ペンの色や種類を選んで描画できます。マウスを使った描画も可能です。

マウスでドラッグしながら、青い線で、手早く地図を描いています。(もし、正確な図形を描く必要があるなら、[図形の挿入]から[直線]を選んでください。)

[図形の挿入]で四角形を選んで、建物の場所を示しています。

地図のイメージが完成しました。この後、テキストを入力するモードに戻るには、[描画]タブ左端の[選択と入力]をクリックします。
マーカーで塗って目立たせる
[描画]タブでは、マーカータイプのペンも選択できます。文字の上に重ねられるので、強調したい箇所をなぞってみましょう。
マーカーを選んで強調したい箇所をなぞっています。