一眼レフ?ミラーレス? あなたに合うデジカメ教えます!(1/2)
手軽に撮影し、その場で写真を見ることができるのが、デジタルカメラの魅力です。
デジタルカメラには、「デジタル一眼レフカメラ」、「コンパクトデジタルカメラ」などの種類があります。そして最近では、「ミラーレス」の「デジタル一眼カメラ」も登場しています。どのカメラを選ぶべきか、迷われる方も多いでしょう。
それぞれのカメラの特徴や違い、基礎用語について解説し、「ミラーレスデジタル一眼カメラ」を使って、楽しく撮影する方法を紹介します。
公開日2013年2月27日
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コンパクト/デジタル一眼レフ/ミラーレスデジタル一眼の違いって?
「コンパクトデジタルカメラ」に「デジタル一眼レフカメラ」、そして「ミラーレスデジタル一眼カメラ」それぞれどんな特徴があるのか、そしてどんな人にお勧めなのかを見てみましょう。
コンパクトデジタルカメラ
デジタルカメラの基本的な機能を凝縮しています。本体サイズはコンパクトで、ポケットに入るくらいの大きさの製品も多く登場しています。手軽に撮影を楽しみたい、初心者の方にお勧めです。
また、撮影モードを多数備え、高性能なレンズを搭載した、高級コンパクトデジタルカメラのモデルも各メーカーから登場しています。
写真は、カシオ計算機のコンパクトデジタルカメラ「EX-JE10」。
デジタル一眼レフカメラ
遠くを撮影するなら「望遠レンズ」、風景を広く撮影するなら「広角レンズ」のように、レンズを自由に交換できるのが魅力です。フィルムカメラで使っていたレンズがそのまま使える機種もあります。
手動で細かい設定ができるので、こだわりの写真を撮影できます。本格的に撮影を楽しみたい写真愛好家にも人気です。
写真は、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS 6D」。
ミラーレスデジタル一眼カメラ
デジタル一眼レフカメラとコンパクトデジタルカメラの両方の長所をあわせもつ製品といえます。デジタル一眼レフカメラのように、レンズを交換することができ、カメラ本体はコンパクトなので、持ち歩いての撮影も簡単です。こだわりの写真をなるべく手軽に楽しみたい方に、お勧めです。
フィルム時代の「一眼レフカメラ」の中には、ミラー(鏡)が入っていて、フィルムに写る画像を撮影者もファインダー(のぞき窓)から見られるようにしていました。従来のデジタル一眼レフカメラは、このしくみをそのまま使っています。
「ミラーレスデジタル一眼カメラ」は、ミラーを省略し、撮影イメージをそのまま液晶画面に表示するしくみにしています。そのため、本体を小型・軽量化できています。
写真は、キヤノンのミラーレスデジタル一眼カメラ「EOS M」。
種類 | コンパクトデジタルカメラ | ミラーレスデジタル 一眼カメラ |
デジタル一眼レフカメラ |
---|---|---|---|
コンパクトさ(手軽さ) | |||
レンズ交換 | |||
簡単さ | |||
こだわり設定 |
入門者にも最適! コンパクトかつ楽しめるミラーレスデジタル一眼カメラ
人気のミラーレスデジタル一眼カメラには、レンズの規格にいくつか種類があります。同じのものはカメラが異なっても同じレンズを使うことができるので、主な製品のシリーズを確認しておきましょう。
- マイクロフォーサーズシステム(マイクロフォーサーズマウント)
ミラーレスカメラのために作られた規格で、オリンパスとパナソニックが参加しています。対応機種間で、レンズの互換性があります。 - Eマウントシステム(Eマウント)
ソニー「αNEXシリーズ」などのミラーレス一眼カメラで採用されている規格です。別売のマウントアダプターを取り付けることで、一眼レフカメラ「αシリーズ」の「Aマウント」レンズが使用できます。 - Nikon1(Nikon1マウント)
ニコンの「Nikon1シリーズ」で採用されている規格です。別売のマウントアダプターを取り付けることで、ニコンFマウントレンズが使用できます。 - キヤノンEOS M(EF-Mマウント)
キヤノンの「EOS M」で採用されている規格です。別売のマウントアダプターを取り付けることで、一眼レフカメラEOS用EFレンズおよびEF-Sレンズが使用できます。 - ペンタックスQ(Qマウント)
ペンタックスの「ペンタックスQ」で採用されている規格です。他のミラーレス一眼カメラよりさらに小さく、手のひらに収まるサイズです。別売のマウントアダプターを取り付けることで、Kマウントのレンズが使用できます。