あれ?Windows 8には電卓やメモ帳がないの?便利なアプリのゆくえ(2/2)

ぜひ使いたい!便利なアクセサリをご紹介

起動方法がわかったところで、主なアプリについて紹介します。どんな機能があって、どんなときに使うと便利なのかを見てみましょう。

電卓  ~ちょっとした計算が手早くできる

レシートの金額を合計したり、集計表を検算したりなど、ちょっとした計算を行いたいときに、電卓があると便利です。アプリの「電卓」も、現実の電卓と使い方は同じなので、迷わず使えると思います。電卓のイメージをクリックやタップして計算する他、キーボードから数字を入力することも可能です。

数字を入力し、[+][-][×][÷]の記号をクリックして、計算を行っている画面イメージ

数字を入力し、[+][-][×][÷]の記号をクリックして、計算を行います。

[=]をクリックしている画面イメージ

[=]をクリックすると、計算結果が表示されました。

付箋  ~大切なことはデスクトップに貼る

買い物のメモや、この後の予定など、忘れてはいけないことは、付箋に書き込みましょう。実際の付箋は、はがれてどこかにいってしまうことがありますが、パソコンのデスクトップに貼る付箋なら、なくすこともありません。なお、付箋が表示されるのはデスクトップ画面で、タイルが並ぶスタート画面では見ることができません。

付箋にメモを書き込んでいる画面イメージ

付箋を起動したら、付箋にメモを書き込みます。付箋の右下をドラッグすると、サイズを変更できます。

付箋を右クリックして、色を変更している画面イメージ

付箋を右クリックして、色を変更できます。内容や重要度に応じて色分けする使い方がお薦めです。

ペイント  ~お絵描きや写真に落書き

四角形や円などの図形を選んで、色を決めて、誰でも簡単に絵を描けます。親子でお絵描きを楽しんだり、案内の地図を作ったりしてみましょう。デジタルカメラで撮った写真などを読み込んで、上から文字を手書きしたり、囲みを付けたりすることもできます。

図形と、色を指定して、自由に絵を描いている画面イメージ

図形と、色を指定して、自由に絵を描くことができます。

写真を読み込んで、上から絵を重ねて描いている画面イメージ

写真を読み込んで、上から絵を重ねて描くこともできます。

メモ帳  ~ちょっとした文章を残しておくなら

メールやブログに直接書き込んでいる途中で、うっかりそのまま送信した経験がある方は、メモ帳に下書きしてはいかがでしょう。ワープロソフトが入っていないパソコンでも、ちょっとした文章ならメモ帳で仕上げてしまうことができます。

メモ帳に文字を入力している画面イメージ

メモ帳に文字を入力します。メールの下書きなどにも使ってみると良いでしょう。

作ったメモに名前を付けて保存している画面イメージ

作ったメモは、名前を付けて保存できます。書きかけのメールの文章を後から仕上げることもできます。

Windows Journal  ~タブレットならでは、メモを手書きで

タブレットパソコンを持ち歩いているなら、素早く手書きでメモを残したいこともあるでしょう。そんなときには、Windows Journalが便利です。指先で手書きしたり、専用ペンを使ったりして手書き文字をそのままメモとして残せます。マウスのドラッグ操作でも文字や図形を描けます。

手書き文字を書いている画面イメージ

タブレットなら指先や専用ペンで、また、マウスのドラッグでも文字を書けます。

カラフルにメモを仕上げている画面イメージ

ペンの種類や色を変更しながら、カラフルにメモを仕上げていくことができます。

Windows 8のアクセサリには、その他にもまだまだ便利なアプリがあります。ここで、まとめてご紹介しますので、気になるアプリをみつけたら、ぜひ試して見てください。

  • Snipping Tools
    画面の範囲を指定して、画像ファイルとして保存できるツールです。Windowsを操作していて、トラブルが起こったら、その画面を保存しておいて、他の人に見てもらうことなどができます。
  • Windows FAXとスキャン
    パソコンにFAX機能が付いているなら、回線に接続して、FAX送信できます。逆に、FAXを受信することも可能です。また、スキャナーを接続しているなら、スキャンを実行して画像を取り込むことができます。
  • Windows Media Player
    パソコンで音楽を聴いたり、動画を再生したりできるアプリです。CDから音楽を取り込んで、お気に入り音楽の「再生リスト」を作るなど、さまざまな方法で楽しめます。
  • XPSビューア
    XPSは、マイクロソフトが普及を推進している電子文書フォーマットです。ビューア(閲覧用ソフト)が入っていれば、さまざまなパソコンで同じように文書のイメージを再現して、見ることができます。
  • サウンドレコーダー
    パソコンのマイク機能を使って、サウンドを録音できます。会議の音声を記録しながら、議事録を作成したり、カセットテープなどの音源からサウンドを取り込んだりなどの使い方ができます。
  • 数式入力パネル
    分数や√記号などの数式をワープロソフトなどで再現するのは難しいものです。数式入力パネルを使えば、いったん手書きした数式を文字のデータにして、Word文書上に貼り付けられます。
  • ステップ記録ツール
    パソコンの操作手順を順に画像として、自動保存してくれるツールです。トラブルが起こる様子を保存しておいて人に見せたいとき、逆に操作がわからなくて困っている人に手順を教えたいときなどに活用できます。
  • 文字コード表
    文字を一覧から選んでコピーして、文書中に貼り付けられます。キーボードになくて入力方法がわからない記号なども、表から選ぶことができます。
  • リモートデスクトップ接続
    自宅から職場のパソコンを操作するなど、遠くにあるパソコンに接続して、アプリを利用したりファイルを見たりすることができます。ただし、使用するには接続される側のパソコンも設定が必要です。
  • ワードパッド
    簡易なワープロソフトです。メモ帳のように文字入力するだけでなく、さまざまな書式も設定できます。文字を太くしたり、文字色を設定したりできる他、文書中に図形や画像を貼り付けることもできます。

まとめ

アクセサリは、パソコンを買ってすぐに利用できるアプリです。計算やメモなど、ちょっとした作業を手助けしてくれるアプリ、トラブルに備えるアプリなど、役立つ機能が詰まった道具箱として、活用してみてください。

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