Windows 8.1はWindows XPとどう違うの?(1/2)

新しくリリースされるWindows 8.1は、Windows 8と同様に新しい操作方法の「スタート画面」を採用しています。見た目の違いに最初は戸惑ってしまうかもしれません。しかし、使ってみると、目的のアプリが選びやすくて便利なことがわかります。

そして、アプリを使ってファイル作成などの作業を行う「デスクトップ画面」の基本操作は、Windows XPとほとんど変わりません。きっと迷わず操作できます。

Windows XPからWindows 8.1へ乗り換えたときに、画面の見た目や操作方法がどんなふうに変わったのか、そしてどんなふうに便利になったのかを見ておきましょう。

公開日2013年10月16日

掲載内容は公開当時のものであり、最新情報と異なる場合があります。

アプリの起動は「スタート画面」から

これまで、WordやExcelなどのアプリを起動するには、デスクトップにあるスタートボタンをクリックして、メニューからアプリ名を選んでいました。しかし、Windows 8.1でアプリを起動するのは、「スタート画面」からです。

スタート画面には、アプリをイメージしたアイコンが、タイル状に並んでいます。このタイルをクリック、あるいはタッチ操作に対応したパソコンなら指先でタップすることで、アプリを起動します。最初は戸惑うかもしれませんが、大きなタイルにアプリ名が表示されており、わかりやすく操作もしやすいので、きっと便利に感じると思います。

なお、起動時の画面はデスクトップ画面に変更することができます。変更の方法は2ページ目で紹介します。

【Windows XP】スタートボタンをクリックし、オビ状に表示されるメニューからアプリ名を選んでいる画面イメージ

【XP】Windows XPでアプリを起動するには、デスクトップにあるスタートボタンをクリックし、オビ状に表示されるメニューからアプリ名を選んでいました。

【Windows 8.1】スタート画面にタイル状のメニューが表示されている画面イメージ

【8.1】Windows 8.1では、スタート画面をスクロールしながら、タイル状のメニューをタップして、アプリを起動します。

【Windows 8.1】「すべてのアプリ」を一覧表示している画面イメージ

【8.1】アプリのタイルがすぐにみつからないときには、「すべてのアプリ」を一覧にして、みつける方法も用意されています。

【Windows 8.1】画面の右に「チャーム」を表示している画面イメージ

【8.1】スタート画面への切り替えや、さまざまな機能の呼び出しは、画面の右に「チャーム」を表示して行います。画面の右端から中央方向に指先を払う操作(スワイプ)で表示します。マウス操作の場合、画面の右上または右下にマウスポインターを移動します。

【Windows 8.1】チャームの「検索」を選び、名前でアプリを検索している画面イメージ

【8.1】チャームの「検索」を選ぶと、名前でアプリを検索することができます。

新しく登場した「Windows ストア アプリ」

Windows 8.1でも、電卓やメモ帳など、Windows XP時代から使っていたほとんどのアプリをそのまま使うことができます。また、これまでに作成したWordやExcel、写真や動画などのファイルも、そのまま読み込んで使うことができます。

Windows 8.1(Windows 8)には、それ以外にも新しく登場したアプリ「Windows ストア アプリ」があります。スタート画面からアプリを起動すると、画面全体を使って表示されます。Windows ストア アプリの機能は大きなボタンで表示されていて、指先でタッチして操作しやすい画面になっています。複数のアプリを左右に並べて表示することもできます。

Windows ストア アプリは、「Windows ストア」からインターネット経由で追加できます。ノートや画像編集など役に立つアプリ、LINEやSkypeなどのコミュニケーションツール、ゲームなど、種類は豊富です。有料アプリと無料アプリがあります。

【Windows 8.1】Internet Explorerでホームページを表示している画面イメージ

【8.1】メールアプリやInternet ExplorerなどのWindows ストア アプリは、最初からインストールされています。大きなボタンを採用していて、タッチ操作でも使いやすい点が特徴です。

【Windows 8.1】アプリを左右に並べて表示している画面イメージ

【8.1】複数のアプリを左右に並べて表示し、並行して作業することもできます。

【Windows 8.1】Windows ストアで、自分で使いたいアプリを選んでいる画面イメージ

【8.1】Windows ストアでは、自分で使いたいアプリを選んで、ダウンロードします。

パソコンの起動と終了も変わる

Windows 8.1を使い始めると、Windows XPと比べてかなり起動が速くなっている点に驚くはずです。電源ボタンを押したら、ほとんど待つことなく作業を開始できます。これは、システムの一部を休止状態にしておいて、すぐ読み込めるようにするなど、さまざまな工夫により実現しているのです。

そして、パソコンを終了するときの方法が変わった点も、確認しておかなければなりません。Windows XPでは、スタートボタンをクリックし、「終了オプション」から終了方法を選んでいました。Windows 8.1では、チャームの「設定」から「電源」を押すことで、パソコンの終了方法を選択します。

【Windows XP】スタートボタンをクリックして、[終了オプション]をクリック画面イメージ

【XP】スタートボタンをクリックして、[終了オプション]をクリックします。

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【Windows XP】[スタンバイ][電源を切る][再起動]の終了方法が表示されている画面イメージ

【XP】[スタンバイ][電源を切る][再起動]から終了方法を選択します。

【Windows 8.1】チャームメニューの[設定]をタップ(クリック)している画面イメージ

【8.1】画面の右側から中央方向に払うようにスワイプすると、チャームメニューが表示されます(マウス操作の場合には、マウスポインターを右上または左下に移動)。[設定]をタップ(クリック)します。

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【Windows 8.1】[スリープ][シャットダウン][再起動]の終了方法が表示されている画面イメージ

【8.1】[電源]ボタンをタップ(クリック)して、[スリープ][シャットダウン][再起動]から終了方法を選択します。

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