家庭で電気代を節約する技として「こまめに電気を消す」「使用していないときはコンセントから抜く」という方法があります。これはモバイルノートも同じで、細かな設定を見直すことがバッテリの節約につながります。
バッテリで駆動できるノートパソコンには、デスクトップパソコンにはない設定が用意されています。それが「電源」に関する設定です。そこで、まずは電源設定を見直してみましょう。
メーカーによっては、独自の電源設定ツールが用意されています。富士通のモバイルパソコンには「バッテリーユーティリティ」や「省電力ユーティリティ」が用意され、より詳細な電源設定が可能です。
パソコンの電源を切らずにすぐに復帰できる方法として、Windows XPでは「スタンバイ」と「休止状態」があります。スタンバイは、ディスプレイやハードディスクなどの電源がオフになりますが、実はその間もメモリに電力が供給されています。すぐに作業を再開することができるもののバッテリが消費されます。休止状態の場合は、メモリの内容をハードディスクに保存して、すべての電源がオフになり、電力も供給されません。再開するときはハードディスクからの読み込みがあるため、スタンバイのときよりも時間がかかりますが、20秒〜1分程でパソコンを使用できるようになります。
その点、Windows Vistaでは新たに「スリープ」という機能が搭載されています。これは、スタンバイと休止状態のいいとこ取りをした機能で、最初はメモリに電力が供給されるものの、一定時間が経つとハードディスクにデータを保存してバッテリの消費を抑えてくれます。そのため、ノートパソコンを持ち運ぶ際には、休止状態かスリープ状態にしたほうがよいでしょう。
ディスプレイの輝度を抑えることで、バッテリの消費電力を節約することができます。輝度はキーボード上から簡単に変更することができます。バッテリで駆動しているときに、なるべく消費電力を抑えたいときに有効です。しかし、電源接続時もこの設定は継続されるので、電源接続時とバッテリ駆動時で輝度を自動で切り替えるようにしたいときは、ソフトウェア上で設定を行う必要があります。
Windows XPの場合は、メーカーごとに独自で用意されているユーティリティを利用して輝度の設定を行います。富士通のモバイルノートには「省電力ユーティリティ」が搭載されており、ここで明るさ(輝度)を調整できます。しかし、メーカーによっては用意されていないこともあるので、その場合はキーボード上から輝度を調整しましょう。Windows Vistaを搭載したモバイルノートの場合は、Windows上で輝度が調整できるようになっています。

「Fn」キーを押しながら輝度ダウンのマークが付いたキーを押すと、輝度が下がります。これを繰り返して調整しましょう。
メーカーによってこのようなユーティリティが用意されています。富士通のLOOXでは「省電力ユーティリティ」で輝度の調整が可能です
Windows Vistaでは、標準で搭載されている「Windows モビリティ センター」の「ディスプレイの明るさ」で輝度を調整できます。