掲載日:2008年6月11日

CPUの高速化、メモリ・ハードディスクの大容量化、デジタルカメラの普及など、ハードウェアの進化によってファイル1つの容量もより大きなものへとなっています。たとえば、プレゼン資料はイラストや写真を貼り付けたグラフィカルなものが増え、1ファイル数MBになることも。そんな大容量時代では、ファイルをメールに添付して送るにしても容量オーバーになってしまうことがあります。そんなときに活躍するのがオンラインストレージサービスです。
オンラインストレージとは、インターネット上にデータを保管するためのスペースを提供するサービスのことです。インターネット回線においてもADSLやFTTHの普及によって高速化し、大容量データも快適に利用できるようになったことから、プライベートだけでなくビジネスシーンでの活用も視野に入るようになりました。
気になるセキュリティ面ですが、多くのサービスではファイル送受信時にSSLで暗号化するなど、比較的安全にやり取り可能です。とはいえ、社外のサイトを利用するわけですから、重要なデータの受け渡しの場合はファイルも暗号化するなどして自己防衛をしてください。極めて機密性の高い情報は直接やり取りするほうがよいでしょう(コラムも参照)。
大容量のファイルを受け渡しする場合、CD-Rなどのメディアに記録してから郵送やバイク便で送るのはコスト・手間・時間がかかります。オンラインストレージを利用すれば、インターネット上で手軽にファイルの受け渡しができます。
オンラインストレージを利用して保管したデータは、インターネット環境があればどこからでも利用できるため、会社で作業途中だったファイルを保管して自宅で作業を再開したり、外出先からファイルをチェックしたりすることも可能です。また、保管しているファイルを他の人と共有することもできます。
大切なデータのバックアップファイルをインターネット上に保管しておくことで、ハードディスクの容量を圧迫せずに済むほか、パソコンが壊れたり紛失したりした際にも被害を最小限にくいとめることができます。また、パソコンの買い替え時のデータ移動もスムーズに行えます。
オンラインストレージサービスには、大きく分けて2種類のタイプがあります。自分の使い方に合わせてサービスをチョイスしましょう。
ファイルの受け渡しのために一時的に保管します。
Webブラウザからファイルをアップロードすると、保管先のURLが相手にメールで通知されます。受信者はそのURLにアクセスしてファイルをダウンロードすれば受け渡しが完了します。
シンプルな操作で、手軽に大容量ファイルの受け渡しをしたいときに最適です。
ファイルの長期保管ができます。
エクスプローラのようなファイル管理画面が用意され、フォルダの作成やファイルの移動・コピーなどの操作がWebブラウザ上で行えます。
また、フォルダやファイルを多数の人と共有することも可能です。
情報漏えい対策として、企業によってはUSBストレージやノートパソコン、CD-Rなどの外部記録装置の使用を禁止しているところがあります。このような場合、代替としてオンラインストレージが有効な手段となりますが、オンラインストレージの使用についても社内規定で違反になる場合もあるので、必ず確認してから利用するようにしましょう。