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■ポートレートを撮る
写真5
ポートレートの撮影は、スポット測光で露出を調整し、タテ位置に構え、顔でフォーカスロックを行うのが基本(モデル:小林 愛)
ポートレート撮影の基本はタテ位置です。画面の真ん中だけで露出を合わせる「
スポット測光
」という測光モードを利用し、タテ位置に構えて、顔の部分でフォーカスロックを行います。この状態で構図を整えてから、シャッターを押せば上手なポートレート写真を撮ることができます(
写真5
)。デジカメの信号処理は、たいていポートレートを基準にしており、肌色をきれいに描写するように設計されています。デジカメのなかには、肌色重視の発色や露出に調整してくれる「
ポートレートモード
」が搭載されている機種もあるので、フォーカスロックが苦手な人はその機能を活用するのもいいでしょう。
■動きのあるものを撮る
走っている自動車や電車のように、動いている被写体を撮影するには、それなりのテクニックが必要です。ここでは、2つのテクニックをご紹介しましょう。
1つは「
置きピン
」で撮影する方法です。動きのある被写体、とくに接近してくるものには、なかなかオートフォーカスが合いにくく、間に合わないことが多いものです。そこで、あらかじめ撮影するポイントを定めてそこにピントを固定しておき、ファインダーに被写体が入ってきたところでシャッターを切る、というふうに待ち伏せして撮影することを「置きピンで撮影する」といいます(
写真6
)。シャッターを半押しにしたフォーカスロック状態で狙った被写体を待つので、タイムラグも少なく、シャッターチャンスを逃しません。それだけでなく、構図もあらかじめ決めておけるので、しっかりした作画ができる撮影方法です。
もう1つは「
流し撮り
」というテクニックです(
写真7
)。こちらは被写体に合わせて、カメラを動かします。被写体とカメラは相対的に静止関係になり、止まったように写ります。これに対して背景はカメラが動くので、大きくブレることになります。スローシャッターにしておいて、大きくブラすと躍動感を持った写真を撮ることが可能ですが、被写体とカメラがぴったり合わないと単なるブレ写真になってしまいます。難しい撮影方法ですが、デジカメは失敗してもすぐに消去して撮り直すことができるので、何度も練習してコツをつかんでください。
写真6
通りかかった電車を「置きピン」で撮影する。あらかじめ線路でフォーカスロックを行い、電車が通りかかるのを待ってシャッターを切った
写真7
車の動きに合わせて「流し撮り」を行う。スローシャッターにしておくと、このような躍動感を持った写真を撮ることが可能だ
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