|
お子さんの成長の記録を、ビデオカメラで撮っているというお父さん、お母さんは多いと思います。また、ビデオカメラで旅行の記録や行事の記録を撮っているという方もいるかと思います。最近のビデオカメラであれば、ほとんどがDVカメラ(デジタルビデオカメラ)になっていて、DVテープに記録するものが主流です。しかし何年か前までは、家庭用ビデオカメラはアナログビデオカメラで、VHS-CやHi-8などのアナログテープを使うのが普通でした(写真1、2)。
|

写真1
Hi8ビデオテープ
(アナログビデオテープ )
|
 |

写真2
DVビデオテープ
(デジタルビデオテープ)
|
| DVフォーマットは、Hi8規格のテープよりも小型になっている。テープが小型になったので、ビデオカメラ自体が大幅に小型化することになった
|
昔撮ったアナログのビデオテープは、時間が経つと劣化していきます。これは普通のビデオデッキで録画したVHSテープなどでも同じです。特に3倍速やEPモードで録画すると、何年か経って見ようとしたら、やけにノイズが増えていたという経験がある方も多いでしょう。子供さんの小さいころの映像や旅行の記録といったものは、ほかではもう手に入らない貴重なものです。こういう大切な映像は、FMVを使ってデジタル化しておけば、いつまでもきれいなままで保存できます。ハードディスクに保存するだけでなく、ビデオCDやDVDビデオにすることで、コンパクトに保存することも可能です。
それでは「デジタルだからきれい」だとか、「デジタルだからいつまでも色あせない」といわれますが、それでは「デジタルだと具体的にどういいの?」と疑問に思う方も多いと思います。ここで少しアナログビデオとデジタルビデオの具体的な違いを見てみましょう。
・デジタルビデオとアナログビデオの違い
デジタル方式とアナログ方式では、同じ映像を記録するにしても、その記録方法が違ってくるのです。ごくおおざっぱにいえば、どちらも撮る映像そのものはアナログなのですが、そのまま連続した変化として、テープなどに記録するのがアナログ方式です。これに対してデジタル方式は、もともとのアナログ映像を、数値化して記録します。これを簡単にたとえていうと、アナログ時計の場合、1秒と2秒の間も針が動いているのが見えますが、デジタル時計では1秒の次は2秒と表示され、その間の量は表示されません。こういった違いと、簡単に覚えておけばいいでしょう。
それでは、なぜデジタルデータが劣化しないかというと、デジタルビデオを再生する際に、数値データを元に戻して、アナログ映像を最終的に出力します。テープの劣化などに関係なく、元の数値さえきちんと再生できれば同じ映像となるのです。このため、デジタルデータにしておけば、いつまでもきれいな映像で残せるわけです。
現在の一般用デジタルビデオカメラは、1995年に発売されたDVフォーマットを使うものが主流です。この方式では、小型のDVカセットに記録しますが、色成分と明るさ成分を分離して記録する、デジタルコンポーネント方式を採用しています。このため、長期間にわたって安定した映像が再生できるとされています。
|