無線LANの導入のとき、ブロードバンドインターネットを使っているか、さらにインターネットを既に利用している場合どんな機器を現在使っているのかで、購入すべき機器が変わってきます。ここでは、フローチャートを使っていくつかのタイプに分類して、それぞれに必要な機器などを紹介します。
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タイプA:アクセスポイントをプラスしよう
プロバイダなどからレンタルしているモデム機器にルータが内蔵されているなら、コストの低いアクセスポイントを購入して、パソコンにはそれぞれ無線LANアダプタを購入するとよいでしょう。なお、実はアクセスポイント機能だけの製品は非常に数が少なく、ルータを内蔵したタイプのほうが圧倒的に選択肢が豊富です。ですから、あえてルータ内蔵アクセスポイントにするというのでもよいでしょう。注意点は、モデムに内蔵されているルータを無効にする機能がない場合は、ルータ機能を無効化できるルータ内蔵アクセスポイントを選ばなければならないことです。というのも、モデムにもアクセスポイントにもルータ機能がある場合、どちらかのルータ機能を無効にしないと正常に動作しないからです。そのため、ショップなどで確認してから購入するようにしてください。

【必要な機器】
アクセスポイント
無線LANアダプタ
すでにルータ内蔵モデムを利用していれば、あとはアクセスポイントと無線LANアダプタがあれば、すぐに無線LANを導入することができる
タイプB:ルータ機能付きアクセスポイントに取り換えよう
アクセスポイントだけの導入だと、1台のパソコンからしかインターネットを利用できなくなります。なるべくルータも併せて購入するようにしましょう。お勧めなのが、ルータを内蔵したアクセスポイントを購入することです(写真5)。ルータとアクセスポイントをケーブルで接続しなくてよく、電源も1つで済むのが魅力です。パソコン側には、それぞれ無線LANアダプタを接続して利用します。アクセスポイントとセットで販売されているものなどを利用して、なるべくコストを抑えるようにするのがポイントです。

【必要な機器】
ルータ内蔵アクセスポイント
無線LANアダプタ
ルータ内蔵アクセスポイントは製品数も豊富で、なかには無線LANアダプタとセットで売っているものもある。セットで購入するのがお勧めだ

写真5
ルータ内蔵アクセスポイント
WHR-HP-G54
バッファロー
タイプC:新規に申し込むなら無線LANパック
もしこれからADSLなどのブロードバンド回線にしようとしているなら、プロバイダや通信事業者にもよりますが、無線LANパックなどとして用意されているものを使うのもお得です。たとえば「@nifty」では「無線LANセット」が用意されていて、無線&ルータ内蔵モデムなどの機器が月額680円でレンタルが可能です。ただし、お使いのプロバイダによってレンタルできる機器の内容が違いますので、必ず確認してください。アクセスポイントだけのこともあれば、ルータ機能付きアクセスポイントのこともあるので、同じレンタルするにしても確認が必要です。もし無線LANパックのサービスがない場合、そのプロバイダや通信事業者に合ったルータ機能付きアクセスポイントを購入すれば、無線LANを導入できることもあります。

【必要な機器】
無線&ルータ内蔵モデム
無線LANアダプタ
これからブロードバンドに加入するなら、同時に無線LANを導入するのがお勧め。とくに、プロバイダで無線LANパックが用意されている場合は、それを申し込むことでよりスムーズに導入できる
タイプD:ダイヤルアップ回線の場合はダイヤルアップルータが必要
通信回線の事情などで、ブロードバンド回線が利用できずに、アナログモデムやISDNのダイヤルアップ接続をご利用の方もいるでしょう。この場合は、「ダイヤルアップルータ」という機器が必要になります。ISDN回線の場合は、ISDN用のダイヤルアップルータが必要です。実はブロードバンド回線の普及で、ダイヤルアップルータはかなり販売されている製品が少なくなりました。大きなパソコンショップでないと、店頭に置いていないところも多いと思います。また回線速度が遅いため、複数のパソコンで共有すると速度低下が著しくなります。ダイヤルアップ接続の場合は、無線LAN化するとしてもできるだけ同時に使う台数は少なくしたほうがよいでしょう。
富士通のパソコンには、ホームサーバー機能が内蔵されているモデルがあります。このモデルにはアクセスポイントの機能が内蔵されているので、ほかのFMVなどのパソコンに無線LANアダプタを接続すれば、簡単に無線LAN環境が構築できます。ただし、この方法を利用してほかのパソコンからインターネットに接続するには、中心となるホームサーバー機能が内蔵されたFMVを、常時起動していなければなりません。また、ADSLモデムとはLANケーブルでホームサーバー機を接続する必要もあります。とはいえ、ホームサーバー内蔵のパソコンは無線LANへの接続や設定が簡単にできるうえ、録画したテレビ番組や音楽ファイルなどをほかのパソコンで楽しめるなどとても便利に使えるので、選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょうか。