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FMVを楽しく快適にする周辺機器ガイド
デジタルミュージックプレーヤーで、好きな曲を全部持ち歩く
通勤や通学のときに、MDプレーヤーなどで音楽を楽しんだり、ラジオを聴いているという人も多いでしょう。ポータブルのMDプレーヤーやCDプレーヤーもよいのですが、パソコンをお持ちの方にオススメなのが、メモリやハードディスクを使って、数千曲も保存して持ち歩くことができるデジタルミュージックプレーヤーです。たとえば、4Gバイトまで保存できるデジタルミュージックプレーヤーの場合、最大2000曲程度保存できるとされています。これは音楽データの形式やビットレートによっても変わりますが、まとめてCD200枚分も保存できる計算です。ここにお気に入りの曲を全部保存してしまえば、出かけるときに「今日はどのCDを持っていこうかな」と考えなくても、デジタルミュージックプレーヤーだけを持っていけば、好きな曲を選んで聴くことができるのです。

デジタルミュージックプレーヤーはさまざまなメーカーから発売されており、パソコン用の音楽機器で有名なクリエイティブメディアやアップルコンピュータ、東芝などがしのぎを削っています。また、最近のデジタルミュージックプレーヤーは、下のような3つのタイプに分類できます。

・フラッシュメモリを利用する、小型軽量で持ち運びに最適なタイプ
・1インチハードディスクを使って、大容量ながら小型で持ち運びを重視したタイプ
・10〜60Gバイトの大容量ハードディスクを搭載し、音質にもこだわったタイプ

デジタルミュージックプレーヤーの火付け役となったのが、1つめのフラッシュメモリタイプです。その後、アップルコンピュータの「iPod」が爆発的にヒットし、ハードディスク内蔵タイプの製品が続々と各メーカーから発売されるようになりました。また、最近ではiPodクラスの製品よりも容量が少なめの小型なハードディスク内蔵タイプの製品も登場して、種類も多彩になっています。
■デジタルミュージックプレーヤーを選ぶ際のポイント
前述した3つのタイプからどれを選ぶかが、デジタルミュージックプレーヤー選びの大きなポイントになります。それぞれの特徴を下の表にまとめたので、参考にしてみてください。
タイプ 記憶容量 電源 サイズ 価格
フラッシュメモリタイプ 64〜512Mバイト程度 乾電池/充電式 ライター〜たばこサイズ 安め
小型ハードディスクタイプ 1.5〜4Gバイト程度 充電式 携帯電話サイズ 若干高め
大容量ハードディスクタイプ 10〜60Gバイト程度 充電式 PDA(携帯情報端末)サイズ 高め
タイプが決まったら、次に注目するポイントは以下の5点です。

(1)転送方式
(2)記憶容量
(3)本体の大きさ
(4)対応ファイル形式
(5)付加機能

(1)の転送方式は、たいていのデジタルミュージックプレーヤーでUSB転送を採用しています(画面3)。同じUSB転送でも、USB1.1準拠のものとUSB2.0準拠のものがあります。フラッシュメモリタイプではUSB1.1準拠の製品が多く、大容量ハードディスクタイプではUSB2.0準拠の製品がほとんどです。また、SDカードスロットを搭載した製品や、CD-R/RWに書き込んだ音楽ファイルを再生するポータブルCD型のタイプもあります。大容量ハードディスクのデジタルミュージックプレーヤーの場合、たくさんのデータを転送するのにUSB1.1では時間がかかります。そこで、このタイプを選ぶときは自分のFMVがUSB2.0対応かどうかを確認しておくといいでしょう。フラッシュメモリタイプには、USBフラッシュメモリのようにUSBコネクタに直接挿して曲データを転送するタイプもあります。
MuVo2の転送専用ソフトの画面写真 画面3
パソコンとUSBで接続し、専用のソフトを使って音楽データのコピーなどを行う。画面はクリエイティブメディアの「MuVo2」の転送専用ソフト
(2)の記憶容量については、記憶容量が大きいほど価格も高くなります。それぞれのタイプのなかで、もっとも自分の用途に適した記憶容量を選びましょう。フラッシュメモリタイプと小型ハードディスクタイプは、記憶容量が多めの製品がオススメです。

(3)については、サイズだけでなく重さやデザイン、使いやすさなども併せて考慮しましょう。実際に店頭で手に取ってみると、持ちやすさや重さが実感できると思います。実物を手に取らずに買ってみたら、思ってたより重かったり大きかったりして使いにくかった……といったこともあるからです。

(4)の対応ファイル形式は、MP3形式とWMA形式に対応したものがほとんどです。なかにはWAV形式などに対応しているものもあります。さらに、著作権保護対応のATRAC3形式に対応した大容量ハードディスクタイプのデジタルミュージックプレーヤーも発売されます。MP3形式やWMA形式の音楽ファイルは、ほとんどのプレーヤーで対応していますが、WAV形式やAAC形式などで音楽ファイルを作成している方は、そのファイル形式が対応しているかどうかを必ず確認しましょう。

(5)の付加機能には、FMラジオチューナーやボイス録音、外部ハードディスクとして使える「ストレージクラス」機能などが挙げられます。ストレージクラスに対応したデジタルミュージックプレーヤーでは、曲データのほか、デジタルカメラの画像や文書などのファイルを保存することができます。曲データだけでなく、画像や文書などのデータも持ち歩きたいと思っている方は、チェックしておきたい便利な機能です。

以上のようなポイントをふまえて、自分にピッタリのデジタルミュージックプレーヤーを見つけましょう。
■デジタルミュージックプレーヤーラインアップ

・フラッシュメモリタイプ

NOMAD MuVo SLIMの写真 NOMAD MuVo SLIM
クリエイティブメディア
(1)転送方式:USB2.0
(2)記憶容量:128M/256Mバイト
(3)本体の大きさ:85.0(W)×7.0(D)×55.0(H)mm、約46g
(4)対応ファイル形式:MP3/WMA
(5)付加機能:FMラジオ、ボイス録音
MPIO AD-FD10の写真 MPIO AD-FD10
アドテック
(1)転送方式:USB1.1
(2)記憶容量:128M/256Mバイト
(3)本体の大きさ:66.5(W)×17.5(D)×66.5(H)mm、約27g
(4)対応ファイル形式:MP3/WMA
(5)付加機能:FMラジオ、ボイス録音

・小型ハードディスクタイプ

NOMAD MuVo2の写真 NOMAD MuVo2
クリエイティブメディア
(1)転送方式:USB2.0
(2)記憶容量:1.5G/4Gバイト
(3)本体の大きさ:67(W)×20(D)×66.5(H)mm、約93g〜
(4)対応ファイル形式:MP3/WMA/WAV
(5)付加機能:ストレージクラス対応
iPod miniの写真 iPod mini
アップルコンピュータ
7月発売予定
(1)転送方式:USB2.0、IEEE1394
(2)記憶容量:4Gバイト
(3)本体の大きさ:50.8(W)×12.7(D)×91.4(H)mm、約102g
(4)対応ファイル形式:MP3/AAC/WAV/AIFF
(5)付加機能:ストレージクラス対応

・大容量ハードディスクタイプ

NOMAD Jukebox Zen Xtraの写真 NOMAD Jukebox Zen Xtra
クリエイティブメディア
(1)転送方式:USB2.0
(2)記憶容量:30G/60Gバイト
(3)本体の大きさ:76(W)×22(D)×113(H)mm、約226g
(4)対応ファイル形式:MP3/WMA/WAV
(5)付加機能:ストレージクラス対応
iPodの写真 iPod
アップルコンピュータ
(1)転送方式:USB2.0、IEEE1394
(2)記憶容量:15G/20G/40Gバイト
(3)本体の大きさ:60.9(W)×15.7(D)×104.1(H)mm、約158g
      ※40Gバイトモデルは60.9(W)×18.5(D)×104.1(H)mm、約176g
(4)対応ファイル形式:MP3/AAC/WAV/AIFF
(5)付加機能:ストレージクラス対応
テレビチューナーユニットで、FMVがテレビパソコンに早変わり
最近のFMVシリーズには、最初からテレビチューナーユニットをしているモデルが増えています。それらのモデルでは、アンテナをパソコンに接続すればすぐにテレビ放送を楽しめます。しかし、テレビチューナーのないFMVをお使いの方もあきらめる必要はありません。USB接続で利用できるテレビチューナーユニットをつなげば、手軽にテレビを見たり、録画したりできるようになります。また、テレビを楽しむだけでなく、ビデオテープの映像をパソコンにデジタルで保存したり、動画編集したりと、さまざまな動画機能を用意する製品もあります。

USB接続のテレビチューナーユニットには下のような2つのタイプがあります。

・持ち運びもできる、小型軽量なUSB直付タイプ
・機能と画質重視の据え置きタイプ

携帯電話程度の大きさのUSB直付タイプは、電源もUSBから供給されるので、USBコネクタに直接接続するだけで手軽にテレビを楽しめます。このタイプは接続が簡単で持ち運びも楽なので、BIBLOなどのノートパソコンにも最適です。さらに機能や画質を追求するのであれば、やはり据え置きタイプが最適です。画質もきれいなものが多く、放送中の番組をビデオのように一時停止したり巻き戻しできる「タイムシフト」や、さまざまな画質補正機能も搭載され、満足のいく映像が期待できます。また、USB接続以外にも、高速転送が可能なIEEE1394接続タイプもあります。

このようなUSB接続のテレビチューナーユニットでは、USB2.0接続かUSB1.1接続かで、表示できる最大解像度(画面の大きさ)が変わります。CPUパワーにもよりますが、できるだけUSB2.0接続の環境を用意して使ったほうがよいでしょう。
■テレビチューナーユニットを選ぶポイント
テレビチューナーユニットを選ぶには、まず画質を優先するか持ち運びやすいものを選ぶかを最初に決めます。続いて以下のポイントに注目しましょう。

(1)エンコード
(2)録画予約方法
(3)画質の補正機能

(1)のエンコードとは、テレビ番組などの動画データをMPEG方式などのデジタル形式にすることを指します。テレビチューナーユニットにエンコード用のチップが搭載されているときは、ハードウェア(装置)によるエンコードなので「ハードウェアエンコード」といいます。逆に「ソフトウェアエンコード」は、映像処理をソフトウェアで実行する形式で、CPUパワーを必要とします。それぞれのメリットは以下のとおりです。

・ハードウェアエンコード:パソコン本体のCPUに負担をかけず、映像処理ができる。
・ソフトウェアエンコード:余分なハードウェアが必要ないので、安価にできる。

少し前のFMVシリーズに外付テレビチューナーユニットを付けるなら、できればハードウェアエンコード方式の製品を使うと、CPUに負担をかけずに解像度を高くしたり、画質をよくすることができます。

(2)の録画予約方法とは、テレビ番組の録画予約の種類です。最近はほとんどのテレビチューナーユニットでインターネット上の番組表から録画予約をすることができます。さらに、メールによる予約が可能な製品もあるので、使いやすい予約方法を備えた製品を選ぶのもよいでしょう。

(3)の画質の補正機能としては、ゴースト(映像が二重、三重に見えたり、ぶれたりすること)を抑える「ゴーストリデューサ」機能や、ノイズなどのざらつきを抑えてクリアに表示する「ノイズリダクション」機能、ビデオなどのアナログソースから取り込むときに映像のゆらぎまで補正する「フレームシンクロナイザー」機能などが挙げられます。これらの機能を搭載しているテレビチューナーユニットのほうが、より高画質な映像を得られます。画質にこだわりたいなら、なるべくこれらの機能を搭載した製品を選ぶとよいでしょう。

テレビチューナーが搭載されていないFMVでも、安いものでは17,000円程度でテレビパソコンに大変身できるのが魅力のテレビチューナーユニット。USB直付タイプなら、ノートパソコンにもピッタリです。この機会に、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
■テレビチューナーユニットラインアップ
micro CATCH TV Walkerの写真 micro CATCH TV Walker
ノバック
(1)エンコード:ハードウェア
(2)録画予約方法:インターネット
(3)画質の補正機能:なし
豆ちゅー2004の写真 豆ちゅー2004
カノープス
5月中旬発売予定
(1)エンコード:ソフトウェア
(2)録画予約方法:インターネット
(3)画質の補正機能:なし
GV-MVP/RZの写真 GV-MVP/RZ
アイ・オー・データ機器
(1)エンコード:ハードウェア
(2)録画予約方法:インターネット/メール
(3)画質の補正機能:ゴーストリデューサ、ノイズリダクション、フレームシンクロナイザー
GV-MVP/IDVの写真 GV-MVP/IDV
アイ・オー・データ機器
(1)エンコード:ハードウェア
(2)録画予約方法:インターネット/メール
(3)画質の補正機能:ゴーストリデューサ、3Dノイズリダクション、デインターレースフィルタ
※IEEE1394接続
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