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個人情報は自分で守る!心得ておきたい3つのこと

パソコン内に保存されたデータから送信される個人情報

個人情報は自分で守る!
知らぬ間にパソコン内に潜り込み、インターネットのアクセス履歴や情報を抜き出して、ネットを使って勝手に特定の場所に送信してしまう「スパイウェア」も、個人情報を守るうえで気を付けなければなりません。個人情報には、住所や氏名などの情報以外にも、その人の嗜好や趣味なども含まれます。インターネットを利用していると、趣味のページにアクセスすることも多いはずです。スパイウェアは、アクセス履歴からその人の趣味・嗜好、アクセスの傾向などを収集するのに使われます。

スパイウェアは、おもに外国製の便利なフリーソフトに付属していることが多く、ほとんどがソフト本体のインストールとともにスパイウェアも知らぬ間にインストールされます。なかにはスパイウェアによる情報収集を明記したうえで、ソフト本体の利用の可否を求めるソフトもあります。広告を見るのと引き替えに、便利なソフトを無料で使うことができるという、いわゆる「アドウェア」もこれらの一種です。納得の上で使うのであれば、問題ない場合も多いといえます。

スパイウェアは、スタートメニューの「プログラム」には表示されず、アンチウイルスソフトでは排除されないため、インストールされているかどうかを確認して削除するには、専用のスパイウェア対策ソフトを使う必要があります。スパイウェア対策ソフトとしては、「PestPatrol」という製品があります(写真1)。

PestPatrolは、Web上からスキャン機能を利用することもでき、自分のパソコンにスパイウェアなどがないかどうか確認できます。まずは体験版を使ってみるのもよいでしょう(画面7)。体験版ではスパイウェアの検出までができ、発見されたときに駆除するためには、製品の購入が必要になります。
写真1 「PestPatrol」のパッケージ写真 写真1
PestPatrol
スパイウェアやキーロガーなど、ウイルス以外の悪質なプログラムを検出して駆除するセキュリティソフト。メーカーサイトに体験版も用意されている
画面7 「PestPatrol」の画面写真。クリックすると拡大。 画面7
普通は気が付かないうちに、なんらかのプログラムは入り込んでいるものだ。実際にスキャンさせてみると、いくつかのプログラムが発見されることが多い
■クッキー(Cookie)は自分で管理する
とあるWebサイトを訪問したとき、「〜さんこんにちは!」というメッセージが表示されたり、「〜回目のご訪問ありがとうございます」などと表示された経験はないでしょうか。

実は、Webページを閲覧するとき、Webサーバ側と「クッキー(Cookie)」という仕組みを使って、ユーザー側のパソコン(正確にはWebブラウザごと)と情報をやり取りしている場合があります。情報のやり取りを行うことで、パソコンに自動でクッキーファイルが作成されます。クッキーには、ユーザー特有のID番号が割り振られ、そのWebサイトを利用した内容などの情報が書き込まれます(図2)。ただし、クッキーは一定の書式で決まった保存場所にしか記録できず、ほかのWebサイトで作成したクッキーを読み出すことはできません。
図2 クッキーの仕組み クッキーの情報は、ユーザー側のパソコンに保存されていて、Webサーバと情報をやり取りする。クッキー内の情報は、ユーザーの識別番号、そのサイトで使ったユーザー名、そのサイトを最後に訪問した日時、訪問回数、買い物リスト(カート内の情報)など(Webサイトによって内容は異なる)
次にそのWebサイトにアクセスしたときに、パソコンに保存されているクッキーの内容を再度送信します。すると、Webサーバ側でこのユーザーが何回目のアクセスなのか、などといった情報がわかるのです。インターネットを便利に使うために考えられた仕組みですが、ある程度の個人情報がやり取りされているのは事実です。

クッキーは、作成したWebサイトでのみ利用されますが、ウイルスや悪意あるユーザーによって、読み込まれる危険性もあります。かといって、Webブラウザでクッキーの利用を禁止してしまうと、非常に不便なことになります。そこで、心配な場合はクッキーを定期的に削除してしまうようにするとよいでしょう。このとき、クッキーを削除したことで、WebサイトによってはIDやパスワードの再入力を要求されたり、自分がアクセスした回数がリセットされたりするので、注意しましょう。

クッキーを削除したいときは、Internet Explorerでは「ツール」メニューから「インターネット オプション」をクリックして表示します。さらに「全般」タブのなかの「インターネット一時ファイル」にある「Cookieの削除」ボタンをクリックします(画面8)。クッキーをすべて削除するかどうか、確認メッセージが表示されるので「OK」をクリックします(画面9)。これでクッキーは削除されます。
画面8 Internet Explorerの「インターネット オプション」の「全般」タブの内容を表示した画面写真。クリックすると拡大。 画面9 Cookieをすべて削除してよいか確認しているメッセージの画面写真。クリックすると拡大。
画面8
「全般」タブのなかにある「Cookieの削除」ボタンをクリックする
画面9
クッキーをまったく使わないように設定してしまうと、普段のWebサイト閲覧がまともにできなくなる。そこで、たまにまとめて削除することで、今は使われていない余計なクッキーも処理してしまう方法が簡単でお勧めだ
また、クッキーを発行するかどうか、自分で管理することもできます。「インターネット オプション」の「プライバシー」タブにある「編集」ボタンをクリックします(画面10)。すると「サイトごとのプライバシー操作」という画面が表示されるので、ここからクッキーを発行(許可)するサイトと、発行しない(ブロックする)サイトを、URLを入力して決めることができます(画面11)。
画面10 Internet Explorerの「インターネット オプション」の「プライバシー」タブの内容を表示した画面写真。クリックすると拡大。 画面11 「サイトごとのプライバシー操作」の画面写真。クリックすると拡大。
画面10
「Webサイト」のなかの「編集」ボタンをクリックする
画面11
「Webサイトのアドレス」欄にURLを入力し、「ブロック」か「許可」のいずれかをボタンを押して選ぶ

掲示板の書き込みからわかる個人情報

個人情報は自分で守る!
インターネットでつながったいろいろな人と、気軽にコミュニケーションがとれる掲示板。便利で楽しいものですが、匿名を利用した悪意のある人もいるかもしれません。

まず第一に注意すべきは、掲示板に名前や住所などの個人を特定できる情報は決して書き込まない、ということです。ハンドルネーム(掲示板上の名前)に実名を使ったり、さらに在住の都道府県名や市町村名を書き込んでいたりすると、人口の少ない町であれば市町村名と名字だけでも、電話帳などを元にすれば住所まで特定できてしまう場合があります。

また、掲示板は匿名だと思いがちですが、実は厳密に言うとそうではありません。掲示板上で表示されるかどうかは別として、書き込んだ人のIPアドレスやホスト名(接続元のプロバイダ名)が、サーバ側で記録されているのです。「Webサイトを見ただけでわかる情報とは?」の項目でも紹介しましたが、IPアドレスはコンピュータごとに割り振られた識別番号です。このIPアドレスとプロバイダの履歴を基に、プロバイダ側ではどのコンピュータから書き込まれたかを調べることができます。実際に、掲示板に爆破予告をいたずらで書き込んで逮捕されるケースなど、ニュースでもたびたび報道されています。ただし、これらの情報は法的に保護されていますので、刑事事件などで開示要請がない限りは、個人情報が開示されることはありません。

掲示板によっては、書き込みをした人のIPアドレスやホスト名が第三者から見られるところもあります。なかには、利用者のIPアドレスが掲示板上で表示される掲示板もあります(画面12)。個人レベルでは、IPアドレスからコンピュータを特定できませんので、住所や氏名がわかることはありません。ただ、仕事場からした投稿に仕事場のホスト名が記録されてしまい、「どの会社の社員がこんな時間にこんな内容の書き込みをしている」という情報がわかってしまうこともあるのでご注意を。
画面12 IPアドレスが表示される掲示板の画面写真。クリックすると拡大。 画面12
IPアドレスでいきなり個人の特定はできないが、ホスト名からプロバイダ名がわかってしまうので注意
自分のホームページに掲示板を設置していたり、掲示板の管理をしている人は、なるべくならばホスト名などの情報は第三者にわからないように気を付けましょう。掲示板によっては、オプション設定で切り替えられるところがあります(画面13)。HTMLソースにだけ表示しても、そこまで見ている人もいますので注意してください。他人の個人情報を守るのも、ホームページ運営者のつとめです。
画面13 IPアドレスの表示を切り替えられる掲示板のオプション設定の画面写真。クリックすると拡大。 画面13
掲示板を運営するのであれば、こういう部分にも気を配っていきたい

ちょっとしたことにも気を配ろう

個人情報は自分で守る!
ほかには個人情報の管理という点で、パスワードをしっかり守ることも大切です。職場などのパソコンで、パスワードをディスプレイに貼っておくようなことは、情報管理以前の問題です。

そのほか、Internet Explorerでは一度入力したパスワードを保存する機能がありますが、ネットカフェなどでそのままにしておくと、パスワードの情報が残って他人にアクセスされる可能性があります。そういう場合は必ず、Internet Explorerの「ツール」メニューの「インターネットオプション」から、コンテンツタブの「オートコンプリート」を呼び出し、「パスワードのクリア」や「フォームのクリア」できちんと削除しておきましょう(画面14)。
画面14 Internet Explorerの「パスワードのクリア」や「フォームのクリア」ができる「オートコンプリートの設定」の画面写真。クリックすると拡大。 画面14
会社のパソコンを共有しているような場合も、必要のないパスワードなどはすべてクリアしておいたほうがよい
また、覚えのないところから勧誘メールや、迷惑メールが届くことがあります。これは携帯電話のメールでも同じですが、こういうメールには絶対返信してはいけません。迷惑メールのなかには、さも配慮しているかのように、「このメールがご迷惑な場合は、下記のURLをクリックして解除してください」などと書かれていることもあります。しかし、ほとんどの場合それは引っかけで、返信するとそのメールアドレスが有効であることを相手に知らせるだけです。ほかにも、さも有名企業であるかのようなメールアドレスを使って、勧誘などの迷惑メールを送りつけてくることもあります。きちんと内容を読んで、少しでも怪しいと思ったらアクセスしないのが一番です。

いずれにしても、ほんのちょっと警戒心を持つだけで、個人情報はしっかり守れます。個人情報に対する正しい知識を身に付け、インターネットを大いに楽しみましょう。
(文:板橋弘道)
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