個人情報保護法の施行にみられるように、大切な情報を守り、悪意のある侵入を防ぐセキュリティの大切さは企業でも個人でも変わりありません。FMVには標準で豊富なセキュリティ機能がありますが、今回はさらに安全性を高めたいときに、どういうソフトを選べばよいのかを紹介していきます。
「セキュリティ」と一口にいっても、思い浮かぶものは人によってそれぞれだと思います。しかし大半の人が気にしているのは、お使いのパソコンから悪意のある侵入を排除したり、ウイルスの被害を防ぐことでしょう。つまり、インターネットに繋がっていることが当然となったパソコンで、なるべく安全に利用するための基本的な対策のことです。
現在のFMVシリーズには、有名なセキュリティソフトである「Norton Internet Security(以下NIS)」(写真1)が標準で付属しています(お使いのFMVの発売時期によって異なります)。もし古いセキュリティソフトをそのままお使いだったり、使用期限が切れているような場合は、いますぐなんらかの対策が必要です。実際に被害にあった多くの人は、「自分は大丈夫だよ」と思っているものなのです。セキュリティソフトは、常に最新のデータで継続して利用できる状態でなければ、意味がないのだと考えてください。
NISは、パソコン通信・インターネットの初期の時代から、セキュリティ関連ソフトを中心にしているシマンテック社の製品です。FMVにバンドルされているバージョンは、最新の「2005」というものになっています。
NIS 2005では、おもに以下のような機能によってパソコンの安全性をアップします。
コンピュータウイルスや不正侵入を防いだり、自分のパソコンからメールアドレスやクレジットカード番号などの漏洩を防いだりしてくれます(画面1)。
このような、さまざまなセキュリティ機能を備えたソフトのことを「統合セキュリティソフト」などと呼びます。NIS 2005のほかにも、統合セキュリティソフトにはトレンドマイクロの「ウイルスバスター」(写真2)やマカフィーの「マカフィー・インターネットセキュリティスイート」などがあります。
次のページでは、NISに備えられているなかで、重要な機能について紹介していきます。たいていのセキュリティ機能は総合セキュリティソフト1本で対応できますが、カバーしきれない部分もあります。そのような場合は、専用ソフトを導入したほうがよいでしょう。NIS以外のセキュリティソフトも紹介しているので、ソフト選びの参考にしてください。紹介するソフトには、無料で使える体験版が用意されている製品もあるので、ぜひ試してみましょう。
セキュリティソフトを使う場合、前提としてWindows XPを常に最新の状態にしておくことも大切です。現在のFMVシリーズはWindows XPのSP2が搭載されていますが、細かい修正やセキュリティ対策などは日常的に更新されています。このため、Windows Updateを使って、いつも最新の状態にしておく必要があるのです。
また、富士通から最新の更新やお知らせなどの情報を入手するための、「アップデートナビ」も積極的に使いたいものです(画面2)。いずれもパソコンを最新の状態に保ち、既知の危険から守るために重要なものなので、忘れず定期的に実行しましょう。