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メールだけじゃない! 最新ウイルスの危険性と安全なインターネットの使い方

インターネット人口が増加するにつれ、コンピュータウイルスによる被害も増加する傾向にあります。企業はもちろんのこと、個人ユーザーにとってもインターネットのセキュリティに対する意識は年々高まっていますが、ウイルスといっても毎年いろいろなタイプが登場してくるため、なにがどのように危険なのかを理解すること自体が難しくなってきています。今回はそのような不安を少しでも軽減できるよう、最近話題になることが多いデータ流出に関係しているウイルスの実態と、それに対応するためのインターネットの使い方などを紹介していきます。

多様化するウイルスからパソコンを守る!

ウイルスからパソコンを守っているイメージ図

これまでコンピュータウイルスといえば、電子メール経由で感染することがほとんどでした。その場合のセキュリティ対策としては、アンチウイルスソフトをインストールして電子メールの送受信を監視さえしておけば、なんとか防御できるものだと思われていました。

しかし、最近では電子メール経由ではなく、ある特定のホームページを閲覧しただけで自動的にウイルスが送り込まれてしまったりするケースもあります。人気のある掲示板などに危ないサイトへのリンクを埋め込んでおき、それをクリックするとそのサイトに移動して感染してしまうような手口もあります。

あるいはネット経由ではなくても、会社の同僚からWordやExcelのデータを受け取ると、そこにコンピュータウイルスが隠れていた、というような事例もあります。この場合にはデータを渡した人に悪意があるわけでもなく、本人のパソコンが知らないうちにコンピュータウイルスに感染して、そのままファイルを配信してしまったことによって引き起こされた事態です。

このような事態は、インターネットがより身近になったことと並行して、インターネットの世界に悪質なウイルスが存在するようになったために起きています。その一方でコンピュータウイルスを取り巻く環境は、ここ数年で急速に変化しています。インターネットへの常時接続が当たり前になったことで、一般ユーザーが危険に遭遇する確率もまたアップしているのです。

話題のファイル共有ソフトには要注意

最近になってニュースで取り上げられることが多いのが、ファイル共有ソフトを使っているユーザーのパソコンから、個人情報などが流出するケースです。これは「Winny(ウィニー)」というファイル共有ソフト経由で、個人情報や官公庁の機密データが漏洩する事例です。数年前には「WinMX」と呼ばれる同じようなタイプのソフトが使用されていましたが、2001年に違法コピーされたソフトのやり取りで社会問題となったこともあり、Winnyに移行する人が増えてきました。これらファイル共有ソフトとはどういう機能を持つものなのか、よくわからないという人も多いかと思います。

簡単にいうとファイル共有ソフトとは、その名のとおり個人が所有するファイルを不特定多数の人と自由に共有できるようにするためのソフトで、パソコンのなかにある特定のフォルダをネット上に開放して、ソフトのやり取りが可能な状態にするものです。つまり「Winny」と呼ばれているものは、個人のパソコンに入っているデータをインターネット上で共有できるようにするためのソフトのことです。

図1 Winnyのファイル共有システムを表した図

図1
Winnyではキーワードを設定することで、合致するファイルを自動的に転送する。経由したコンピュータには、キャッシュとしてデータが保存され拡散する

Winnyの場合では、特定のサーバーにデータを保存してダウンロードさせるのではなく、Winnyユーザーそれぞれのパソコンを分散サーバーとして、次々にデータが流れるようにしているのが特徴です(図1)。Winnyユーザーは自分がほしいデータに関係しそうなキーワードを設定し、それにヒットしたデータを自動的に収集します。たとえば映画のタイトルを入れれば、寝ている間にその名前と同じデータをWinnyのネットワーク上から探して勝手にダウンロードしてきます。

図2 Winnyのファイル共有システムを利用してウイルス感染が広がっていく様子を表した面

図2
経由したパソコンにキャッシュを残すWinnyの特性を利用し、ウイルスがどんどん広がっていき被害が拡大していく

ただしここで問題なのは、誰もがほしがりそうな名前が付いたデータのなかに偽装されたウイルスが潜んでいることです。Winnyでばらまかれているウイルスに感染してしまうと、パソコンから個人情報を勝手に収集されたり、ハードディスクのなかに入っている全データをネットワーク上に流出させたりする事態を招いてしまいます。これがデータ流出としてニュースになっているウイルスの仕業です(図2)。

最善の対策、それは無用なソフトを使用しないこと!

Winnyのネットワークに潜んでいるウイルスの被害に遭わないようにするためには、いったいどうすればよいのでしょうか。答えはとても簡単です。それは「Winnyを使わないこと」。職場で使っているパソコンはもちろんのこと、家庭で使っているFMVなどでもWinnyを使うのは避けるべきです。話題になってるからという理由だけで使ってみようと思う方もいるようですが、実体を知らないままに興味本位でインストールしてしまったユーザーがいちばん被害に遭いやすいものなのです。

また、最近ではWinnyを使用していなくても、パソコンの内容を誰にでも見えるようにしてしまう新種のウイルスも報告されています。まさに増殖するという言葉が当てはまってしまう世界が、インターネット上のウイルスなのです。