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メールだけじゃない! 最新ウイルスの危険性と安全なインターネットの使い方

ウイルスに感染しないようにするために

「君子危うきに近寄らず」と昔からいいますが、コンピュータウイルス対策の基本もまったく同じです、まずは危険な場所(たとえば、怪しげな内容を掲載しているホームページや掲示板)には決して近寄らないこと。これがウイルスに感染しないための防衛手段としてはいちばんよい方法です。また、メールにしても、送り先が怪しいと思われるメールや意味不明の添付ファイルなどは決して開かず、そのまま削除することです。

画面1 ノートン インターネットセキュリティの画面

画面1
最初はすべて標準のセキュリティ性が高い設定にしておき、必要な場合だけ緩めるというスタンスで使っていくとよい

パソコン側のソフトによる対策としては、アンチウイルスソフトやパーソナルファイアウォールソフトを、常に最新の状態にして稼働させることです。最近のFMVシリーズには、シマンテック社の「ノートン インターネットセキュリティ」がプレインストールされています(画面1)。

このようなセキュリティ関係のソフトを使用すれば、パソコンの電源がオンになった時点で自動的に電子メールもWebサイトの閲覧も監視してくれますから、怪しいと思われる状況が発生すると、警告のメッセージを画面上に表示して知らせてくれます。また、警告メッセージの表示のほかにも、外部から自分のパソコンに侵入しようとする気配を察知した場合には、インターネットの接続を強制的に切断して保護する機能も備えています。そのため、安心してインターネットを使用するといった意味では心強い味方だといえます。

画面2 ノートンのパターンファイル更新画面

画面2
アンチウィルスソフトやセキュリティソフトは、最新のパターンファイルにその価値がある。常にアップデートを怠らないように注意しよう

しかし、セキュリティソフトが入っているからといっても、対策は万全ではないという認識は持っておく必要があります。コンピュータウイルスは、常に変化しながら新種が登場してきます。そのためのウイルスのパターンファイルも常に新しいものが必要とされます。

「ノートン アンチウイルス」では、インターネットに接続したときに新しいファイルが提供されていないかどうか確認して、自動的に更新ファイルを入手してくるように設計されています。このようなファイルを入手して更新する場合は、画面上でユーザーに確認を求めてきますから、必ず更新するようにしてください(画面2)。自動更新がしばらくされていないと思ったら、手動で更新データがないかどうか、確認するくらいの意識があるとより安全にFMVを使うことができます。

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「怪しいサイト」の見破り方

怪しいサイトへのアクセスを避けているイメージ図

インターネットの世界では、「怪しいサイトには近寄るな」とよくいわれますが、安全なのか怪しいのか判断しづらいサイトもたくさん存在します。

怪しいサイトの代表格といえるのは、アダルトサイトです。ここはコンピュータウイルスの危険だけではなく、不正請求などの温床にもなっています。当然のことですが、これらのサイトを見て回るのは避けたほうがよいでしょう。

また、インターネットを使ううえで検索エンジンはとても便利な存在ですが、キーワードでヒットしたサイトがすべて安全とは限りません。特にロボット型の検索エンジンで、機械的にキーワードを集めている場合には、サイトの運営側が意図的にキーワードを埋め込んでいることもありますから、注意が必要です。このような場合には、まず要約文をよく読んでから判断するようにしましょう。ちょっとしたことですが、これだけでもかなり危険の度合いを減らすことができます。

このほかにも違法ギリギリの内容を情報として提供しているサイトや、著作権を侵害しているようなサイトも、近寄らないほうが無難です。悪意がないとしても、そのような意識で作られているサイトには、危険が潜んでいる可能性があると考えるべきです。

データを保護してウイルスの不安を解消

コンピュータウイルス対策としては、セキュリティソフトの導入やWinnyを使わないなどの対応は当然ですが、最近のウイルス感染によるデータ流出といった事態に備えるための安全なパソコンの使い方をいくつかお教えします。

貴重なデータをCR-RやUSBメモリに保存しているイメージ図

1つめは、名簿や顧客データなど職場で使用している貴重なデータを、自宅のインターネットに接続されているパソコンで使用したり、データをハードディスクに保存したりしないことです。Winnyによる情報流出の事例を見ると、職場のデータを自宅に持ち帰って仕事をしようとしたら、自宅のパソコンからインターネット上に情報がそのまま流出してしまったというケースが多いようです。自宅のパソコンは職場で使用しているパソコンと比べると、セキュリティのレベルはかなり低いと思って間違いありません。

2つめとしては、自分のパソコンに保存してあるデータがインターネット上に流出する危険を避けるために、パソコンのハードディスクに貴重なデータを保存しないことです。これはCD-RやDVD-R、あるいはフラッシュメモリなど外部の記憶装置に保存しておき、必要なときだけパソコンで読み込んで作業する方法です。USB接続で手軽なフラッシュメモリには、他人がデータを読めないように保護するソフトが最初から入っているものもあります。AzbyClub優待販売などでも豊富な種類が販売されているので、それらを活用するのもよい方法です。

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仕事用のパソコンとインターネットに接続するパソコンを分けているイメージ図

もし、2台のパソコンが使用できる状況にある場合は、インターネットに接続するパソコンと、仕事などの作業をするためのパソコンを分離するという方法もあります。これならば、大切なデータがインターネットを介して流出したり、見られたりする危険性はありません。

いずれにせよインターネットをより安全に使う方法となると、パソコンを使っているユーザーの意識によるところが大きいものです。興味本位でWinnyなどを使ったりせず、職場のデータも軽い気持ちで自宅に持ち帰ったりしない。このような意識を持つことこそが、安心してインターネットを利用するための第一歩だといえるでしょう。

コラム 最新のウイルス情報はここでチェック

日進月歩のコンピュータウイルスや、新手のネット犯罪に対処するためには、常に最新の知識を得るようにしたいものです。警察や総務省などのホームページにセキュリティについて解説したコーナーがあるので、それらを参考にしてみてください。また、シマンテックやトレンドマイクロなどの、セキュリティ対策ソフトを開発しているメーカーサイトにも、役立つ情報があるのでこちらも要チェックです。

警視庁ハイテク対策

総務省 国民のための情報セキュリティサイト

シマンテック

トレンドマイクロ


(文:板橋 弘道)