2008年 12月 15日
コンセプトは『ハイスペックAVマシン』!
小林 | では、まず新機種のコンセプトから教えてください。 |
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河野 | 一言で申し上げるなら『ハイスペックAVマシン』です。 |
小林 | 音楽や映画、テレビの鑑賞といったAV機能を強化した パソコンということですね。 |
河野 | その通りです。 |
小林 | では、そのAV機能の強化につながる、この機種ならではの"ウリ"はなんでしょう? |
河野 | 大きく3点があるかと思います。「タッチスクエアの採用」、「水冷システムの採用」、そして、これはコンセプトそのままですが「AV機能の向上」です。 |
タッチスクエアでは、こんなことができます
小林 | 「タッチスクエア」とは、どのようなものですか? |
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河野 | アプリケーションの起動や、AVの「ながら利用」が可能な タッチパネル式のサブディスプレイです。 |
松長 | 例えば、従来のテレビが見られるパソコンだと、インターネットや文書の作成などをメインでやりつつ、画面の片隅でテレビを表示させて「ながら見」をする、といった利用シーンがあったかと思います。 ただ、やはりメインで行っている作業で画面全体を使えないという不便さができてしまいます。 「それだったら、専用の画面を別に設けてしまおう」というのが最初の発想ですね。 |
小林 | なるほど、ここに画面がついているんですね。 |
小林 | 具体的にはどのようなことができるのでしょうか? |
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河野 | まず「スタートモード」です。 これは登録されたアプリケーションのショートカットアイコンが並んで表示されていて、アイコンをタッチすることで、指1本でアプリケーションの起動ができるというものです。 表示するアプリケーションは、もちろんユーザーが自分で登録することができます。 |
小林 | 直感的な操作で簡単にアプリを起動できると。 |
河野 | 使えるアプリケーションをキメ打ちで置いているのではなく、指一本での利便性・直感性に加えて、ユーザーが好みで使いたいように使える、という意味での拡張性も兼ね備えている、というのが大きなポイントです。 |
小林 | なるほど。 |
河野 | 次に「コンパクトテレビモード」と「コンパクトDVDモード」。 これらは、タッチスクエア上にテレビやDVDの映像を表示させる機能です。 |
小林 | 先ほどお話しにあった、「ながら見」の利用シーンですね。 |
河野 | 逆にメイン画面にTVやDVDの映像を表示させたい場合には、タッチスクエア上にあるボタン1つで切替えることができます。 その場合、タッチスクエア上には、「ミニリモコン」と呼ばれる簡易的なリモコン操作が可能なアプリケーションが全面表示されます。 |
小林 | メインディスプレイで流れている映像を邪魔しないで、チャンネルやチャプターの移動などの操作ができるわけですね。 |
河野 | 最後は「フォトビューアーモード」。 デジタルフォトフレームのようにパソコン内にある画像データの閲覧が可能です。 ちなみに、こういう感じに指でスライドできるんですよ。 |
小林 | おおっ、かっこいい(笑)。 |
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タッチスクエアの、ここを工夫しました
小林 | このタッチスクエアについては、どのような工夫があるんですか?例えば位置などは…。 |
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松長 | 単純に「2つめの画面をつける」ということだけを実現させるんだったら、メインディスプレイの横から飛び出させたりとか(笑)。 |
小林 | 斬新だ(笑)。 |
松長 | まあ、そこまで変わったことをしなくても、キーボードの下の方に設置するという意見もありましたが、メインディスプレイから遠いと、やはり目の移動距離という問題があります。 |
松長 | 目の移動距離が長いと、やはり疲れてしまいます。 それが最小限に収まるように考えると、現在の位置が最良と判断しました。 |
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小林 | なるほど。 |
河野 | この位置に入れるため、画面相互の映り込みにも気を配りましたね。 |
松長 | タッチスクエアは、照明の映り込みを防ぐために、 アンチグレア(非光沢)を採用しています。 |
小林 | 上を向いているから光沢だと照明が映り込んでしまうわけですね。 |
松長 | それと手で触るものですから、指紋がついて見にくくなってはいけません。そのための防汚処理も施しています。 指紋が目立って見にくかったら意味がないので。 |
小林 | ユーザーの使い勝手への配慮ですね。 |
セットアップの巻
では意を決して電源スイッチオン。
ダブルで光ってます。
名前の例としてジョンさんを指名。
ってことでうちのジョンさんを出してみる。10年...