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初歩から始めるカメラレッスン

写真で一番大切なことは何でしょうか。それは「伝えること」です。“何を、誰に伝えたい?” それには撮りたいもの、つまり「主役」を意識するのが重要。主役が伝わる写真撮影のテクニックと、パソコンでの調整のヒケツを大公開! レッスンの最後には、最高の1枚があなたのパソコンの壁紙になります!

第3回広角撮影で、効果的な演出を!

広角レンズの特徴は広い範囲が写ることと、遠近感が強く出ること。その特徴をうまく使えば広角ならではのユニークな写真を撮ることができます。ここでは広角の特徴を活かした撮影方法を試してみましょう。

1 広角とは

「広角」とは文字通り広い範囲を撮れること。カメラの世界では焦点距離50mm前後を「標準」とし、35mmより短ければ広角と呼んでいます。この数字が小さければ小さいほど広い範囲が写りますが、その分遠近感が極端に出たり、周辺部が歪んで撮れたりするなどクセも強くでます。クセがあるからこそ上手に使えば個性的な写真を撮れるわけです。

ズームレンズの場合、焦点距離(数字)を、小さい方にリングを回すことで広角になります。
ズームレンズの場合、リングを焦点距離(数字)の小さい方に回すことで広角になります。

2 広角で撮影したときの特徴

広角になればなるほど、広い範囲が写ると同時に近くから遠くまで広い範囲にピントが合うようになります。つまり広角は背景を大きくボカすのは苦手だけど、逆に風景のように全体にピントを合わせる写真に向いています。

広く全体にピントがあっています。焦点距離24mm。
広く全体にピントがあっています。焦点距離24mm。

3 実際に撮影してみましょう

広角レンズの特徴である遠近感は、主役に近づけば近づくほど強くでます。特に中央部が手前にせり出すような立体感が強調されるので、うまく使いましょう。広角レンズで大きく撮るにはぐっと被写体に近づく必要があり、親近感を演出することもできます。

逆に、ある程度距離を持って撮ると、風景と人物をまるごと一緒に写し込むこともできます。旅行など、撮影場所も一緒に記録したいときに便利です。また、画面の周辺部が大きく歪んで写るので、人物を撮るときはできるだけ端に配置しないことをおすすめします。

主役との通常の距離の場合。
主役との通常の距離の場合。
主役に寄った場合。
主役に寄った場合。

4 まとめ

  • 焦点距離が短いほど広い範囲を撮れます
  • ピントの合う範囲が広いので、背景が大きくボケた写真は苦手
  • 遠近感が強く出るので、それを活かした個性的な写真が撮れます

文:荻窪 圭 カメラ:ソニー α7Ⅲ、FE 24-105mm F4 G OSS、ニコンD800

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