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知っておきたい!
これからの教育と学習

~パソコンで変わる、こどもの未来~

2030年代に有望となりそうな仕事

2018/8/29  提供:D-SCHOOL

世の中の動きがスピーディーになり、変化の激しい時代になってきました。AI、IoT、VR、AR、ロボット、ビットコインなどの仮想通貨… …、毎日のようにテレビやインターネット、SNSで目にし、時代が時々刻々と動いているのがわかります。この変化をチャンスに、子どもたちに楽しく実りある人生を送ってほしいと願うのは親としては当然かもしれません。インターネットでグローバル化した時代を生きていくには、プログラミング学習と英語は基礎となる重要なスキルです。これからの十数年後の未来予想図をみていきましょう。

1. 2030年代はどんな世界が予想されるのか

働き方やライフスタイルはどうなっているの?
2030年代は今の子どもたちが社会で活躍していく時代です。2018年現在、働き方改革が進み、国が副業を認める時代になりました。国の報告書「働き方の未来2035」では、働く人が働くスタイルを自分で選ぶようになるだろうと予想しています。仕事はプロジェクト単位となり、複数の組織に多層的に所属するケースも出てくるため、もしかしたら会社という概念が薄らいでいるかもしれません。
グローバル化で働く場所も多様となるため、アフリカ、南米などの仕事に携わり、実際に転勤することもあるでしょうし、反対に日本にいながらVRで海外の仕事をこなすケースも出てくるでしょう。

10年前、20年前を思い出してみよう
朝起きて、あなたが最初に目にするものは何でしょうか?テレビでも新聞でもなく、SNSで最新のニュースをチェックしている方も増えているのではないでしょうか。いまやインターネットはインフラとしてなくてはならないものですが、インターネットが普及し始めたのは1995年頃からです。SNSは2000年代前半に開設し始めました。10年前の2008年、日本ではmixiが一部ではブームでしたが、社会全体にまでは浸透していませんでした。歩きスマホが当たり前となっている現在を、10年前、誰が予測できたでしょうか。

2. 2030年代に有望な仕事が知りたい!

2030年代は、どんな仕事が有望になっているでしょうか。今後の時代を想定し、以下の例をあげてみました。

(1)ロボットビジネス
テレビやインターネットでそのなめらかな動きに驚かれた方も多いのではないでしょうか。人型ロボットがバク宙したり、4足歩行のロボット犬が階段を上ったり、ドアを開けたりする「ボストン・ダイナミクス」のロボットが、2019年から日本でも発売されます。2030年代はロボットが人間社会に溶け込み、ロボット関連が基幹産業になっているかもしれません。人間が行うよりも自動化した方が効率的なものについてはAIやAIを搭載したロボットが行うようになると専門家の多くが予想しています。ロボットの開発や補修を行うのは人の仕事でしょうから、プログラミングスキルを磨いておくことは重要だといえるでしょう。

(2)宇宙ビジネス
宇宙に関する法律が2017年に施行され、堀江貴文さんが出資している小型ロケットMOMOが打ち上げられるなど、民間企業も含めた宇宙開発ビジネスが盛んになってきました。海外では、イーロン・マスク率いるスペースX(アメリカ)が2018年中に国際宇宙ステーションへの有人飛行を計画しており、動きが加速しています。アメリカの前オバマ大統領も2030年までに火星への有人飛行を計画していました。また、小惑星には莫大な鉱物資源が眠っている可能性を指摘する専門家もいます。日本も「宇宙産業ビジネス2030」を策定しており、宇宙関連に本腰を入れ始めています。宇宙関連ビジネスは2030年代も期待できそうです。

(3)職人
建物を建築するとき、現場監督などの指揮管理はAIが代替する日が来るかもしれません。しかし、実際に建てるのは大工さんなど匠の技が必要とされ、人が働く未来が予想されています。とはいえ、人口の高齢化や少子化による人手不足、後継者不足から伝承の危機も懸念されています。匠の技など、簡単には手順化できない暗黙知も今後は研究されていくでしょう。匠の技にIT技術が融合することで、さらにパワーアップする未来図も描かれています。

(4)心に寄り添う仕事
多くの専門家が、人の心に寄り添う仕事はAIやロボットには代替できないとしています。2013年に発表されたオックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン博士らの論文「未来の雇用」では、AIに仕事が代替できないとした筆頭が、レクリエーション・セラピストでした。2030年代、カウンセリングする人は日本人だけとは限らず、日本人でもアフリカ滞在の人にVRでカウンセリングする未来も容易に想像できます。人生100年時代といわれていますが、長い人生を有意義に過ごすためにも人間の心に寄り添う仕事の重要性はますます高まっていくと考えられます。

(5)新しく生まれる仕事
インターネットが現在のように広く普及する20年前、現在のGoogleやAmazonの姿を想像できた人がどれだけいたでしょうか。新しく生まれる仕事は誰にも予想することはできません。常に敏感に情報のアンテナを張って時代の波に上手く乗っていきたいものです。

まとめ

かつて、読み書きソロバン(読解力・文書作成能力・計算)が初等教育の基本とされていましたが、英語とプログラミング学習がプラスされ、次世代を生きていく基礎となっていくでしょう。柔軟性のある若い時期に、楽しく英語やプログラミングを学ぶことで、そこから派生して夢中になれるものに出会えるかもしれません。子どもたちの可能性は無限大です。このワクワクするような激動の時代に、打ち込める何かを掴めることは素晴しいことであり、とても重要です。まずは「始める」ことから始めてみませんか。

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