IT起業家たちの子ども時代をのぞいてみよう!パート2
2018/11/14 提供:D-SCHOOL
IT起業家の子ども時代をのぞいてみよう!前回では、日本の若き起業家や、スティーブ・ジョブズのこども時代に迫りました。今回はFacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグを取り上げます。
1.SNSで個人の価値や信用を築く時代
SNSが生活の中に広く浸透しています。家族や友人への連絡は、SNSのメッセージ機能からという人も多いのではないでしょうか。使っているSNSもさまざまで、趣味はInstagram、雑談はTwitter、仕事やイベントのお知らせにはFacebookと使い分けている人もいれば、1つに絞っている人もいて、多種多様に楽しんでいます。
一時は「SNS疲れ」が取り上げられることもありましたが、個人の価値や信用をつくるものとして、あらためてSNSが注目され、運営各社も整備に乗り出すなど、個人・企業とも戦略的に利用する人が増えています。
SNSのなかでも実名で登録するFacebookは、信頼性の高いSNSです。そのFacebookを大学時代につくったザッカーバーグは、子どもの頃からプログラミングに夢中でした。それでは、マーク・ザッカーバーグの子ども時代をのぞいてみましょう。
2.企業家たちの子ども時代をのぞいてみよう!マーク・ザッカーバーク編
ザッカ―バーグは、全米ではニューヨークの次に居住費の高いホワイト・プレインズで育ちました。日本でいえば、港区でも自然豊かな広尾あたりを想像すると、ピンとくるのではないでしょうか。父親は歯科医、母親は精神科医という医者の家庭に生まれたザッカーバーグは、4人兄弟のたった一人の男の子でした。家は近所でも大きい方で、両親のオフィス兼自宅でもありました。ここまで読むと「なんだ、ただのお金持ちで恵まれた人なのか」とがっかりするかもしれません。しかしザッカーバーグの両親は、つつましく暮らし、モンテッソーリ教育を取り入れるなど、子どもたちをしっかりと育てました。そして自ら進んで学びたいというものについては、どんどん学ばせています。
父親は自宅の地下に歯科診療所を開業していました。大きな水槽にはたくさんの魚たちが泳ぎ、地元では「痛くないドクターZ」として知られています。患者が求めるものや、リラックスできる環境づくりなど、本当に必要されているものを考え抜く視座はザッカーバーグにも影響しています。
3.プログラミングの原体験は父親のコンピューターから!
マーク・ザッカーバーグは、子どもの頃、父親が買ったコンピューターに興味津々でプログラミングをすぐに覚えました。そして、自宅と両親のオフィスで連絡できるメッセージツールをつくります。
ザッカーバーグとプログラミングとの出会いは、父親のコンピューターが原体験だったのです!
4.実はコミュニケーションは苦手だった?
彼は、頭脳明晰で成績はつねにトップだったため、友人たちとの会話も次第に退屈になります。高飛車な言動で周囲とのコミュニケーションがうまくとれません。このあたりは、ジョブズと共通した天才ゆえの悩みかもしれません。しかし、ハーバード大学でできた友人とは腹を割って何時間も話し合ったといいますから、人間関係は難しいものです。
Facebookの原点は2者択一の「どっちを選ぶ?」といったランク付けのプラットフォームでしたが改良を重ね、いつの間にかコミュニケーション・ネットワークとして絶大な人気を誇るSNSとなりました。
IT起業家には経営のプロが支援しているケースがほとんどですが、ザッカーバーグは一人苦悩しながら、会社とともに成長しました。気難しく神経質だったザッカーバーグは、会社が大きくなるとともに、穏やかな表情が増えていきました。
尖った天才たちのコミュニケーション力は、社会にもまれて、失敗や批判にさらされたり、恥をかいたりして、体験総量をどんどん増やしていくことしか解決法がないのかもしれません。そして、それは天才に限ったことではないでしょう。
まとめ
いかがでしたか。ザッカーバーグはコンピュータとの出会いからプログラミングに熱中し、メッセージツールを自作するほどでした。また、2012年にFacebookが買収した当時のInstagramは、「社員13人で売り上げはほぼゼロ」だったといいますから、いまの人気を考えれば、その先見性には驚かされるばかりです。
新たな戦略を探り続けるマーク・ザッカーバーグ、これからも挑戦し続け、私たちに便利なツールを提供してくれることでしょう。