小学校家庭科におけるプログラミング教育
2019/5/8 提供:FMVまなびナビ運営事務局
2020年度から始まるプログラミング教育は、「プログラミング的思考力」を身につけることを目的として、小学校で必修化されます。
今回は、プログラミングと「家庭科の授業」を組み合わせた教育について、文部科学省の教科調査官がインタビューで語っている記事をご紹介します。
家庭科におけるプログラミング教育では、実践的・体験的な家庭科活動において実習の前にシミュレーションとして行ったり、実習の後に振り返りとして行ったりすることが考えられます。
例えば第5学年での家庭科活動は鍋での炊飯を、第6学年では米飯と組み合わせた1食分を一人で調理することとしています。
ここで第5学年の鍋での炊飯の経験を活かし、「スクラッチ」で作成された「家庭科-炊飯器シミュレータ」を用いて、ご飯をおいしく炊くためのプログラミング体験を行うなどの実践事例を、記事の中で紹介しています。
自動炊飯器に組み込まれているプログラムを考える活動を通して、炊飯の一連の手順について理解するとともに、調理の手順を考えることがプログラミング的思考の育成につながります。
またこのような事例と同様に、「実際の家電製品のプログラムを考える」という題材なども、家庭科におけるプログラミング教育の学習として扱うことができます。
家庭科の学習方法の実践的・体験的な特質と、プログラミング体験の両方を経験することにより、身の周りの様々なものにコンピュータが活用され、プログラミングにより生活の便利さや豊かさがもたらされていることに気づくことができるでしょう。
本記事の詳細は、「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」の「小学校家庭科におけるプログラミング教育」にてご覧いただけます。
出典:小学校を中心としたプログラミング教育ポータルPowered by 未来の学びコンソーシアム