まちの魅力 PR大作戦
2019/6/26 提供:FMVまなびナビ運営事務局
2020年度から始まるプログラミング教育は、「プログラミング的論理的思考力」を身につけることを目的として、小学校で必修化されます。
一般的なプログラミング学習では、コーディングの技術のみに着目して指導していることが少なくありません。構文や手順をただ暗記させるようなプログラミング学習では、興味関心を得る前に挫折してしまうことも考えられます。
そこで、「プログラミングをはじめとするICT(情報通信技術)の活用によって身近な問題を解決する」という発想そのものを育成することが重要になってきます。
東京都の小学校で実施されたカリキュラムの実証事例では、子供たちが生活する「まち」に焦点をあて課題を設定し、「まち」の魅力を考え、自分たちがお勧めするスポットを整理し、プログラミングを活用した情報発信の方法を用いた案内表示を作成しました。
作った案内表示を実際に駅に設置するとともに、案内表示の利用状況について情報を収集し、収集した利用状況の情報に基づいて案内表示の効果を検証し、案内表示の改良を行います。
最後にこれらの経験で学習したプログラミングによる「まち」の魅力の発信方法を踏まえて、プログラミングに関わらず、観光案内において工夫している取り組みについて商業施設や駅等の担当者へインタビューを行い、子供たち自身がまちの一員として魅力ある「まち」づくりに寄与できることをまとめて、発表しました。
今回の学習を通して、「まち」の魅力を発信することに寄与するとともに、身近な生活にコンピュータやプログラミングが活用されていることに気づくことができたようです。
ものづくりの実践を通してプログラミングを学ぶことにより、受講生徒たちはアプリケーション開発の楽しさや、困難を達成した時の喜びを経験できたようです。
このように、「整理・分析」においてプログラミングを体験する学習を取り⼊れることにより、探究的な学習を深めるとともに、⾃分が意図する情報発信の⽅法を論理的に思考する学習となることが期待できます。
本記事の詳細は、「小学校を中心としてプログラミング教育ポータル」の「まちの魅力 PR大作戦」にてご覧いただけます。
出典:小学校を中心としてプログラミング教育ポータル