視覚障害者もプログラミングで科学へジャンプ
2019/7/11 提供:FMVまなびナビ運営事務局
今回ご紹介する事業は、現在「科学へジャンプ」で先進的なアイデアによって実施されている視覚障害者に対するプログラミング教育を教材化して、より多くの教育関係者やボランティアスタッフによって実施できるようにすることを目的にして行われました。
社会のIT化が進む中、視覚障害者にとってもITのスキルは単に読み書きのツールや学習のためだけではなく、就労をはじめとした社会進出の上でもますます重要になっています。
また、プログラミングの能力を必要とする分野は視覚障碍者にとっても、一般の晴眼者と一緒に働くことが可能な分野のひとつとして有力視されています。
ただ、よくあるパソコン画面で視覚で見るグラフィカルなプログラミング教材などは視覚障碍者は使えず、マウスを使う操作も不可能です。また、プログラムでロボットを動かしても、視覚障害がある生徒たちはロボットの動きを目で確認することが出来ないため、そのままでは達成感が得られません。
視覚障害がある生徒たちを対象としてプログラミング教育を行うためには、特別の工夫と経験が必要です。
本事業を実施した「科学へジャンプ」の指導者の中にも視覚障碍者が何人も居たため、教材は通常印刷のほか、拡大文字印刷、点字データ、マルチメディアDAISY(読み上げ音声付き電子データ)などの形式の教材も作成し、今後ほかの障害がある人たちに対する教材としても親しみやすく、使いやすい教材です。
すべて無料で公開されておりますので、本記事の詳細とあわせてぜひご覧になってみてください。
本記事の詳細は、総務省ホームページの「視覚障害者もプログラミングで科学へジャンプ」にてご覧いただけます。
出典:小学校を中心としたプログラミング教育ポータル