ローマ字入力を簡単(かんたん)に覚えるには?
2008/2/27 こうしん
前回、日本語入力のしくみについて説明したときに、キーボードからひらがなを入力するには「かな入力」と「ローマ字入力」の2つの方法があるって言ったよね。今回はそれぞれの特長について、説明するね。2つの入力方法は、日本語入力システムの設定(せってい)画面から選べるよ。
かな入力は、キーに書かれているひらがなのとおりに入力するんだ。例えば、かのキーを1回おすと「か」が表示(ひょうじ)されるよ。1回の入力で1文字を表示(ひょうじ)できるから、なれれば速く入力できるんだ。
ローマ字入力は、アルファベットを組み合わせてひらがなを入力するんだ。例えば、「か」のローマ字は、「KA」だから、KキーをおしたあとにAキーをおすと、「か」が表示(ひょうじ)されるよ。1文字を表示(ひょうじ)するのに2回キーをおすからひと手間ふえるけど、実際(じっさい)に使うキーはかな入力より少ないから、覚えるのは簡単(かんたん)なんだ。
「あ」「い」「う」「え」「お」をあらわす「A」「I」「U」「E」「O」と、か行、さ行……をあらわす「K」「S」……の組み合わせだから、14個(こ)のキーの位置さえ覚えれば50音を表せるよ。そして、プラス5個(こ)のキーを覚えれば濁点(だくてん)(「が」や「ざ」)・半濁点(はんだくてん)(「ぱ」や「ぽ」)の文字も表せるよ。他にも「V」や「X」を使って「ヴ」や「ぁ」「ぃ」などの文字をあらわすこともできるよ。
それに、文章を書くときは、アルファベットを入力したいこともあるから、ローマ字入力を覚えていたほうが、両方をスムーズに入力できるんだ。
どちらの入力方法にも、良い点があるから、使いやすいほうを選ぼうね。でも、小学4年生になってローマ字をならい始めたら、ローマ字入力に挑戦(ちょうせん)すると、ローマ字の勉強にもなるよ。