セキュリティソフトって何?
2014/8/27 こうしん
「コンピューターウイルス」って聞いたことあるかな?人間がウイルスに感染(かんせん)すると病気になるみたいに、パソコンにもウイルスプログラムが入りこむと、壊(こわ)されたり、情報(じょうほう)を盗(ぬす)むための抜け穴(ぬけあな)が作られたりと、いろいろな問題がおこるんだよ。
そうしたことを防(ふせ)ぐために、欠かせないのが「セキュリティソフト」なんだ。パソコンを使うなら、セキュリティソフトは必ず入れておかなければならないんだね。
セキュリティソフトにはいろいろな機能(きのう)があるけれど、主な機能(きのう)は「ウイルス検出(けんしゅつ)」と「ファイアウォール」の2つだよ。
ウイルス検出(けんしゅつ)は、パソコンの中にコンピューターウイルスが入っていないか、調べてくれる機能(きのう)だよ。1週間に一度など定期的に検査(けんさ)したり、怪(あや)しいプログラムが動き出したことを知らせてくれたりするんだ。
そして、ウイルスを発見したら、削除(さくじょ)したり隔離(かくり)したりしてくれるんだよ。ウイルスに対抗(たいこう)するお薬みたいな役割(やくわり)だね。
それから、「ファイアウォール」は、パソコンを出入りするデータを見張(みは)ってくれる機能(きのう)だよ。パソコンをインターネットなどのネットワークにつないで使っていると、外部から危険(きけん)なプログラムが入ってきたり、危険(きけん)なプログラムがメールに添付(てんぷ)して届(とど)けられたりすることがあるんだ。
でも、ファイアウォールは怪(あや)しいプログラムが入ろうとするのをみつけたら、ブロックしてくれるよ。怪(あや)しい人を見張(みは)る門番みたいだね。
便利なセキュリティソフトだけど、実はパソコンに入れておくだけで安心というわけにはいかないんだ。どんどん新しいコンピューターウイルスが作られているから、ウイルスをみつけ出すための指名手配書にあたる、「定義(ていぎ)ファイル」をいつも新しくしておく必要があるんだよ。
それから、セキュリティソフトには1年や3年などの使用期間が設定(せってい)されているよ。インターネットには、ウイルス以外にも、いろいろな危険(きけん)があるから、セキュリティソフトそのものもアップデートして、トラブルにそなえておく必要があるんだね。