BIOS（バイオス）
2017/1/17 こうしん
コンピューターにはさまざまなプログラムが存在するよね。そのなかにBIOS（バイオス）というものがあるんだけど知っているかな？BIOSは「Basic Input Output System（ベーシック・インプット・アウトプット・システム）」の略なんだけど、これだとちょっとわかりにくいよね。
BIOSはコンピューター内部にある、メインボードに記録されているプログラムで、基本的にはどのコンピューターにも搭載（とうさい）されているよ。
コンピューターの電源を入れると、Windowsが起動するよりも先に、BIOSのプログラムが起動するんだよ。CPU、メモリなど、ハードウェアの診断や初期化をした後、ハードディスクにインストールされているWindowsを起動するプログラムを読み込む（よみこむ）しくみになっているんだ。
最初にBIOSがハードウェアの準備をしてから、Windowsへその後の動作を引き継ぐ（ひきつぐ）、ということだね。
BIOSとWindowsの起動は自動で行われているから、普段BIOS画面を操作することはないと思うよ。
ちなみに、BIOSの画面では、メモリやハードディスクが正常に認識されているかどうか確認できるんだ。ハードウェアとして接続されているもの、例えばCPUの情報なども見ることができるよ。
BIOSもプログラムの一種だから、何か問題が見つかった場合は、BIOSのアップデートで解決する場合もあるよ。ただし、BIOSはハードウェアの動作を制御（せいぎょ）する重要なプログラムだから、アップデートがうまくいかないと修理が必要になってしまうこともあるんだ。アップデートの説明をしっかり読んだうえで、慎重（しんちょう）な操作が必要だね。
BIOSはコンピューターの起動に重要な役割を持っていることを、ぜひ覚えておこう。
