Cookie(クッキー)
2009/10/7 こうしん
インターネットのサービスを利用したときに、記録を残しておくしくみが「Cookie(クッキー)」です。たとえば、買い物やブログなど、会員だけが使えるサービスを利用するときに、最初はパスワードの入力が必要です。けれども、2回目からはパスワードを入力しなくても、利用できることがあります。
これは、サービスを提供(ていきょう)する会社の「サーバーコンピューター」が、ユーザーのパソコンへ小さなデータ「Cookie(クッキー)」を送ることで、実現(じつげん)しています。ユーザーが、次にサービスにアクセスすると、サーバーコンピューターは、以前に送ったクッキーの内容(ないよう)をチェックします。これにより、最近アクセスしたことがあるユーザーだとわかったら、パスワードの入力などの手間を省略(しょうりゃく)してくれるのです。
ちなみに、Cookie(クッキー)の名前は、食べるクッキーから付けられています。「サーバーコンピューターに食べられるデータ」という意味で名付けられたという説や、毎回表示(ひょうじ)されるメッセージが変わることから、海外のおみくじクッキー「フォーチュンクッキー」のように、ちがう中身がでるという意味で付けられたなど、いろいろな説があります。