USB3.0
2010/6/9 こうしん
パソコンのカタログなどで、「USB3.0」(ユー・エス・ビー さん・てん・ぜろ)という言葉を見かけることが多くなりました。
USBは、パソコンとプリンターやデジタルカメラなど、外部の装置(そうち)をつなぐ方法のことです。機器によってつなぐ方法やケーブルの種類がちがうと、使う人がこまるので、なるべく共通の方法で接続(せつぞく)できるように決められました。
これまでは、USB2.0という接続(せつぞく)の方法が多く利用されていましたが、新しく、USB3.0が登場しました。最大の特長は、データを伝える速度が、USB2.0の約10倍(※)と、とても速いことです。たとえば、CD1枚(まい)分のデータを送るのに、これまで約12秒かかっていましたが、約1.1秒で送ることができるようになります。これは規格上(きかくじょう)の数字で、実際(じっさい)の速度とはちがいがあります。
デジタルカメラが高画質(こうがしつ)になったり、ハイビジョン映像(えいぞう)を録画できるビデオカメラが登場したりして、サイズの大きいデータを扱(あつか)う人が増(ふ)えてきました。そのため、高速にデータを送ることができるUSB3.0の内容(ないよう)が決められました。
なお、USB3.0による接続(せつぞく)ができるのは、パソコン側、外部の装置(そうち)側の両方が、USB3.0対応(たいおう)の接続口(せつぞくぐち)「コネクター」を持っている場合です。カタログやマニュアルなどで確認(かくにん)してみてください。また、コネクターの中に青色の部品が入っているので、ここで見分ける方法もあります。なお、接続(せつぞく)にはUSB3.0専用(せんよう)のケーブルを使います。
※USB3.0の規格上(きかくじょう)の数値(すうち)です。お使いのパソコンによって最大転送速度は異(こと)なります。
掲載当初、CD1枚分(700MB)のデータを送る時間(数値)に誤りがございました。
訂正してお詫び申し上げます。(2010年6月14日)
USB2.0の転送時間 誤:約1.5秒 ⇒正:約12秒
USB3.0の転送時間 誤:約0.15秒⇒正:約1.1秒