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なるほど!パソコン研究室

これってどういう意味?

「スーパーコンピュータ」ってどんなもの?

2012/2/1 こうしん

これってどういう意味?のイメージ

ふだん家で使っている「パソコン」は、「パーソナルコンピュータ」を略(りゃく)した言葉です。“パーソナル=個人用(こじんよう)”のコンピュータです。

これに対して、「スーパーコンピュータ」は、その名のとおり、“スーパー=超(ちょう)”高性能(こうせいのう)なコンピュータのことです。「スパコン」と略(りゃく)して言うこともあります。

どれくらい高性能かと言うと、例えば2011年に計算速度が世界一になったスーパーコンピュータ「京(けい)」は、1秒間に約1京(けい)回(=10,000,000,000,000,000回)!と、ものすごく高速な計算ができます。ちなみに、最新のパソコンの場合にも、1秒間に約500億回(=50,000,000,000回)とかなりの速度ですが、京(けい)はなんとこの約20万倍です。

そして、スーパーコンピュータのサイズは、部屋1つ分くらいとかなりの大きさです。パソコンみたいに、かんたんに持ち運んで使うというわけにはいきません。性能もサイズもパソコンとはけた違(ちが)いですね。

そんなスーパーコンピュータを利用する目的は、大学や企業(きぎょう)の研究などです。例えば、自動車や船、飛行機が安全にこうりつ良く動くように設計(せっけい)するときに使います。あるいは、地球規模(きぼ)の気象データを分析(ぶんせき)して、気象の予測(よそく)や天気の予報(よほう)をするときにも使います。

ふだんは目にしたり、ふれたりすることがないスーパーコンピュータですが、実は生活のいろいろなところで役に立ってくれています。

(注)「京(けい)」は、理化学研究所(りかがくけんきゅうじょ)が2010年7月に決定した「次世代スーパーコンピュータ」の愛称(あいしょう)です。

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