docとdocx
2014/9/17 こうしん
ファイルを開いたり、保存(ほぞん)したりしようとしたときに、「互換表示(ごかんひょうじ)」という言葉が出てくるのを見たことはないかな?
パソコンに入っているソフトと、ファイルを作成したソフトの種類やバージョンが違(ちが)うときに、この表示(ひょうじ)が出てくることがあるよ。ファイルを開くことはできるけれど、完全に再現(さいげん)されない場合があることなどを知らせてくれるんだね。
例えばWordの場合には、Word 2003より前と後では、違(ちが)うファイル形式を使っているよ。そのため、ファイルの種類を表す「拡張子(かくちょうし)」も、違(ちが)ってるんだ。Word 2003より前は「doc」だけど、Word 2007から最新のWord 2013は「docx」という拡張子(かくちょうし)になっているんだ。
Word 2013なら、拡張子(かくちょうし)がdocのファイルもdocxのファイルも開けるし、保存(ほぞん)のときにもどちらのファイル形式も選べるよ。でも、Word 2003ではdocファイルしか扱(あつか)えないんだ。
Word 2003はサポート期間が終了(しゅうりょう)しているから、もう使っている人はいないと思うけど、Word 2003を使って作成したファイルを持っている人はまだたくさんいるよね。新しいWordは、拡張子(かくちょうし)がdocのファイルも読み込んだり、編集したりできるから、これまでに作ったファイルをムダにすることはないんだね。
でも、古い拡張子(かくちょうし)のファイルを読みこんだときには、新しい拡張子(かくちょうし)のファイルとして保存(ほぞん)し直したほうがいいよ。新しいdocxのほうが、これから先より長く使えるファイル形式になるからね。
ちなみにWordと同じように、Excelの最新ファイル形式の拡張子(かくちょうし)は「xlsx」だけど2003以前は「xls」、PowerPointの拡張子は「pptx」だけど2003以前は「ppt」になっているよ。