SIM(シム)カード
2014/11/19 こうしん
SIMカードは、携帯電話(けいたいでんわ)やスマートフォンの中にセットされているカードです。サイズは、指先に乗るほどの、コンパクトさです。
携帯電話(けいたいでんわ)会社の回線を使って電話をしたり、データ通信を利用したりできるのは、SIMカードのICチップに登録されている情報(じょうほう)のおかげです。
SIMカードには、1枚ずつにそれぞれ違(ちが)う登録情報(じょうほう)が記録されています。この登録情報(じょうほう)によって、携帯電話(けいたいでんわ)に電話番号がわりあてられています。
そのため、新しい携帯電話(けいたいでんわ)を買ったときに、SIMカードをさしかえれば、今までと同じ電話番号を使って電話をかけられます。また、電話料金も引き続き同じSIMカードを使っている人のところに、請求(せいきゅう)されます。
ただし、SIMカードは、標準(ひょうじゅん)サイズの「SIMカード」の他に、約半分サイズの「micro SIMカード」、それよりもさらに小さい「nano SIMカード」と、3種類のサイズがあります。使いたい携帯電話(けいたいでんわ)に、これまで使っていたSIMカードが入らない場合には、サイズの合うSIMカードを登録し直すことになります。
また、日本の携帯電話(けいたいでんわ)会社が扱う(あつかう)携帯電話(けいたいでんわ)やスマートフォンの中には、決められたSIMカードしか使えないように「SIMロック」された機種があります。これまで使っていたSIMカードとサイズが同じでも、こうした機種を使うときには、専用(せんよう)のSIMカードに切りかえる必要があります。
しかし、今後はなるべく自由に携帯電話(けいたいでんわ)やスマートフォンが使えるように、「SIMロック」を解除(かいじょ)するように規則(きそく)が変わっていくと言われています。
最近では、外出先でも携帯電話(けいたいでんわ)回線を使ってインターネットに接続(せつぞく)できるパソコンやタブレットが登場しています。こうした機器の中にも、SIMカードが入っています。データ通信するだけで電話はかけられませんが、実は個別(こべつ)の電話番号もわりふられているのです。