サブスクってなに?
2021/9/8 こうしん
サブスクとは、サブスクリプション(subscription)の略で、日本語にすると「定期購読(こうどく)」や「会費」などの意味があります。ある商品を一定の期間、定額で利用できるサービスです。
サブスクの特徴(とくちょう)は、商品自体を買うのではなく、商品を利用する権利を買うことにあります。サブスク登録者は、毎月お金を払(はら)っている間は、決められた範囲(はんい)の商品を好きなだけ利用することができます。例えば、動画配信のサブスクであれば、毎月定額の料金がかかりますが、配信されている動画を好きなだけ見ることができます。どれだけ動画を見ても料金は変わらないため、見れば見るほどお得になります。ただし、サブスクを解約すると手元に商品は残りません。
似たようなサービスにCDやDVDのレンタルがあります。通常のCDやDVDのレンタルの場合は、自分の好きなCDやDVDをレンタルしてその都度お金を払いますが、音楽や動画のサブスクの場合は、自分の視聴(しちょう)したい商品だけではなく、決められた範囲の商品すべて聴き(きき)放題、見放題というちがいがあります。
主なサブスクとしては、音楽、動画、本や雑誌などの電子書籍(しょせき)、ゲーム、アプリなどを定額で楽しめるサービスがあります。他にも、住居や車をはじめ、服、食品、洗たく、バッグ、家電、家具、時計などのサブスクも続々登場しています。最近では美容室、カフェ、飲食などを定額で使えるサービスもあります。これだけのサブスクがあれば、もう大量に物を所有する必要はないのかもしれませんね。
サブスクのメリットは、以下のようなものがあります。
- 毎月の利用料金が安く、お試し期間の1か月は無料などのキャンペーンもあるため、気軽にはじめられる
- スマホやパソコンを使って好きな時に登録・解約できる
- 定額料金のため、使えば使うほどお得になり、ふだんは見たり聴いたりしない動画や音楽を気軽に視聴できる
- アプリのサブスクの場合は、常に最新版のアプリが使えるため、新しく買いかえる必要がない
- 物を自分で所有したり管理したりする必要がなく、所有物が少なくなり家を広く使える
→要らなくなった物を処分する手間もない
一方、サブスクのデメリットとして、以下があげられます。
- まったく使わない場合でも毎月一定の料金が発生し、解約するまで料金を払いつづけないといけない場合がある
- サブスクにたくさん加入すると、毎月の支出も増える
- 解約すると手元に物が残らない
- 料金が値上げされたり、サービスが終了(しゅうりょう)したりする可能性がある
- 自分が使いたい商品が少ない場合は割高に感じる場合がある
サブスクは毎月の料金が安いため、とてもお得に利用できます。自分にとって必要なサービスに加入することで、より生活が便利になるでしょう。