このページの本文へ移動

なるほど!パソコン研究室

パソコンのホントコ

インターネットの通信速度は送るときと受け取るときでちがうって本当?

2013/11/13 こうしん

イメージ:パソコンのホントコ

インターネットでデータを送ったり受け取ったりするときは、電話回線や光回線、携帯(けいたい)電話の回線などを使っているよ。 実は、回線のサービスによっては、データを送る「上り」と、データを受け取る「下り」で、通信速度にちがいがあるんだ。

自分が書いたメールを送ったり、ブログに写真を投稿(とうこう)したりするときの速度が「上り」、ホームページを開いたり、動画を見たりするときの速度が「下り」になるよ。

例えば、電話回線を使ってインターネットにつなぐ「ADSL」(エーディーエスエル)の場合、上り5Mbps(メガビーピーエス)、下り47Mbpsというサービスがあって、下りは上りの約10倍の速さになっているんだ。 「Mbps」は、1秒間に送ることができるデータの量をあらわしているよ。また、携帯(けいたい)電話の回線を使うサービスでは、最大で上り86Mbps、下り326Mbpsなんてサービスがあって、下りは上りの約4倍になっているよ。

実は、下りのほうが速いのには、理由があるんだ。 上りを使うメールやブログでは、それほど大きなデータをあつかわわないよね。もし、大きな写真を送るとしても、回線を使うのは一時的だよね。 一方、下りでは動画を見たり、ゲームのデータをダウンロードしたりと、大きなデータを長い時間かけて受け取ることがあるよね。

だから、下りのほうの速度を速めに設定(せってい)してあるんだよ。道路に例えると、上りは道幅(みちはば)がせまいけど、下りは道幅(みちはば)が広くて、一度にたくさんの自動車がとおれるイメージだね。

それに対して、大量のデータをやりとりするための専用(せんよう)に作られている光回線の場合には、上りと下りで同じ速度が出るようになっているよ。上りも下りも同じ幅(はば)の高速道路みたいだね。

FMVキッズアンケートにご協力ください

ページの先頭へ