USBは電力も送っているって本当?
2015/1/28 こうしん
プリンターやCD/DVDドライブなどの周辺機器をパソコンにつなぐときには、USBケーブルを使うよね。それから、スマートフォンで撮影(さつえい)した写真をパソコンに取りこんだり、データをバックアップしたりするときにもUSBケーブルを使うよ。USB接続(せつぞく)を利用すれば、いろいろな機器を共通の接続口(せつぞくぐち)からつなぐことができるから便利だね。
USB接続(せつぞく)すると、パソコンと周辺機器の間でデータのやりとりが始まるよ。これで、パソコンで作ったデータをプリンターに送って印刷したり、DVDソフトの中にあるデータをパソコンに読みこんだりできるんだね。
例えば、CD/DVDドライブではディスクを回転させるための電力が必要だけど、ほとんどの場合、電源(でんげん)ケーブルをつなぐことなく、利用できるんだ。でも、どこから電力をもらっているのか、不思議だよね。
実は、USBケーブルはデータを伝えるだけじゃなくて、電力も伝えているんだよ。ただし、送ることができる電力は小さいから、プリンターのようにたくさんの電力を使う機器の場合、USBケーブルの他(ほか)に電源(でんげん)ケーブルをつなぐ必要があるよ。また、CD/DVDドライブも機種によっては、USBから送られる電力だけで利用できない場合に備(そな)えて、電源(でんげん)ケーブルが付いている場合があるよ。
スマートフォンをパソコンに接続(せつぞく)すると、データをやり取りするだけじゃなく、充電(じゅうでん)もできるけど、これもUSBケーブルから伝えられる電力を利用してやっていることなんだね。
パソコンにUSBの接続口(せつぞくぐち)が1つしかないときには、「USBハブ」という機器をつなぐと、接続口(せつぞくぐち)を増(ふ)やすことができるよ。ただし、たくさんの機器をつなぐと電力不足になることがあるから気をつけてね。